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★”ABC / The Look of Love” (1980)

【SONGS】1980 私のnoteでは1970〜80年代の思い出の曲を中心に紹介していますが、年代問わずに出会った魅力的な曲についてノンジャンルで記事にしたいと思います。


ABCはUK出身で、当時ニュー・ロマンティックと呼ばれたサウンドのバンドというかユニットです。マーティン・フライ(Vo)とマーク・ホワイト(G, Key)が主なメンバーで、MTVの人気とともにUSのチャートでも人気を博しました。

デビュー・アルバム『ルック・オブ・ラヴ』(1980)からの3枚目の同名シングル(1982)がUKシングルチャート11週連続チャートインして最高位4位、アルバムはUKアルバムで1位を獲得、USチャートでも18位になるなど大ヒットとなります。日本でも当時大流行のディスコで人気曲でした。

プロデューサーはバグルスのトレヴァー・ホーンで、彼の独特なポップ・センス全開の曲調になっています。

改めてPVを見ると、かなり独特なセンスで作られていました。個人的にはFMラジオで音だけ知っていたので、逆に良かったなとw。アルバム・ジャケットの雰囲気の路線でプロモートしていたらどうだったのか・・・。いずれにしても時代の記憶になったナンバーだと思います。


[追記] 2025.1.11
プロデューサーのトレヴァーの名前は1983年に再結成されたUKプログレのレジェンド・バンドのイエスに参加したことで世界中に知れ渡ります。イエスのサウンドには絶対に欠かせないボーカリストが去った後の加入だけに疑問視されていましたが、トレヴァーがシンセの使い手であったことが幸いしてか、制作された新作アルバムは新境地として好意的に受け止められて全米1位を獲得します。とはいえトレヴァーの才能は評価すべきですが、ではバンドとしてのイエスの評価はといえば、微妙な部分が残ります。ジェネシスでのフィル・コリンズ、シカゴのデヴィッド・フォスターなど、バンドが長く続くと転換期は必ずあるものです。良し悪しは別として、こうしたエポックもバンドの歴史だと捉えるしかないのでしょうね。


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