5月23日にイッテンヨンを思い出す
今日はプロレスラー木村花選手の命日だ。
私は女子プロレスを見ないので、ここで木村花選手について色々書くことは出来ない。ご本人はもちろん、木村さんの周りの方、ファンの方に失礼だと思うので。
ただ、一度だけ木村花選手のプロレスを観たことがある。その時の思い出だけ綴っておきたいと思う。
木村花選手を初めて観たのは2020年のイッテンヨン東京ドームだ。そこが私の女子プロレス初遭遇であった。
男子選手の団体の中で男子選手相手に闘う女子レスラーは観たことがあったが、女子レスラー同士の闘いは、小学生の頃テレビで観ていたクラッシュギャルズ以来だと思う。
私はイッテンヨンは新日本プロレスが目的だったので、正直スターダムの提供試合は全く興味が無かった。
ダークマッチで組まれていた。スターダムの試合。
衝撃を受けた。
この試合は木村選手がジュリア選手と組んだ試合である。
相手は岩谷選手と星輝選手だったのであるが、その日初めてスターダムの試合を観た私は木村選手とジュリア選手に釘付けになった。
華やかさ、ドームのスタンド席からでもわかる豪快な動き。
女子プロレスってこんな凄いの!?と衝撃を受けたし、その時の木村選手の姿は今でも鮮明にしっかりと記憶に残っている。
私は某番組も見ていなかったので、そこで木村選手を初めて見た。
お母様の響子さんは、プロレス団体でのワゴン販売でお会いしたことがあったが、そのお嬢さんがプロレスラーであったことも知らなかった。
そんな前知識が全く無い状態でも、瞬時に鮮烈な印象を与えてくれたのが東京ドームでの木村花選手であった。
その後木村選手を色々調べ、ドーム前12/24のジュリア選手とのシングルを観て、これはいつか観にいきたい、と思っていた。
行きたいと思ったらすぐいかなきゃな。
次に木村花選手のことを耳にしたのが1年前の今日であった。
今も相変わらず毎日どこかで誰かが誰かを言葉で攻撃している。
顔が見えない人からの攻撃は顔が見える人からの攻撃の何倍も恐怖に感じる。
悔しいことだが、この顔の無い人の言葉の攻撃を一切無くすことは難しい。
それは人それぞれの思考や経験が違うから、それらに基づく想像力もひとりひとり違うから。
ただその中でも、そういう暴力によって傷つけられた人を救うことは、まだまだ沢山できると思う。
傷つけられて、苦しんでいて、辛くて、もうこの辛さから逃れるための手段が一つしか思い浮かばなくなってしまう前に、
「誰にでもいいから誰かに話をしよう」
と思える弱さと勇気を、みんなが持てる、その思考があたり前に身につけられているの世の中になっていけばいいな、と思う。
今日は久しぶりのとても良いお天気であった。
沢山の人が空を見上げただろうな。