見出し画像

子ねこがわが家にやってきたその13

いろんなねこを考える

ねこさんがわが家にやってきてから今日で56日目です。

体重が2倍になりました。

今いるねこのことを考えるとき、どうしても以前実家で飼っていたねこのことを思い出していることに気づきます。

あとは、今まで出会ったねこたちのことも。

ねこも人間と一緒で、いろんな性格のねこがいるんだなと気づかされます。
おもしろい・・・

以前実家で飼っていたねこ

出会った時から一風変わったねこで、
子ねこの頃はフレンドリーな時もあったのだが、

基本的に人懐こくはなく、
動物病院の先生には「このねこ、本当~に、こわいなぁ・・・」というお墨付きをいただいていた。

彼女はわたしが教育実習でへろへろになっていた時、夜遅くまでの作業に毎日つきあってくれた。私の近くでどーんと横になって、時にしっぽを鞭のようにパシンッ パシンッ としならせ、目を光らせて。(その節はありがとう。)

家で飼っていた犬のコロちゃんにだけは、なぜだか惜しみない愛情を示していたネコ。コロちゃんはめっちゃびびっていてねこの片思いだった。

からの、今いるねこさん

今飼っているねこの、人懐っこさは今まで出会ってきたネコのなかでもトップクラスなのではないかと思うくらいだ。

・家族全員だれにでも寄っていくし、あいさつをする。お客さんにも寄っていく。

・だっこを簡単にさせてくれる。しかもお腹を上に見せただっこもさせてく  
 れる。

・なでられるの好き。

・人がいるときは、常に誰かの近くにいる。

・台所での立ち作業のときでさえも、わたしの足元の隙間に入って寝る。

あとは、

・猫の中でも綺麗好きかと思われる。トイレが終わった後、砂ですべてを隠しきるまでトイレから出てこない。トイレの後も、戻っては砂をかける、砂をかける・・・
逆に排泄物が再び露出してHello Againということもある。

・ストレスがたまると、そそうをするようだ(現在仮説検証中)。

・びびりなところあり。すぐにびっくりして毛を逆立てている。

・好きなものは人の足。なぜか人の足。

長座体前屈はじめました

保護ネコボランティアで会った猫たち

保護されたネコさんのなかには、気難しい子もいる。
常に威嚇したりする子もいるし、人を怖がる子もいる。

保護されたねこさんたちのお世話をするボランティアをしたときに、
とってもお気に入りのねこがいたので、ここにこっそり書いておく。

地層(ちそう)さん。
白に茶がところどころに入った成猫さんで、からだは大きめ。
猫村さんと似ている。



動いているところを見たことがない地蔵ネコ。
目があいてるところも見たことなかった。

ゆったりして動じないねこなのかと思っていたら、
ガラスのハートを持ったねこさんだった。

ものすごくびびりなのだ。

わたしたちの前では絶対に動かない。
ご飯を食べたり、排泄したりしない。いつもたぬき寝入りしていた。

地層さんのちかくにはいつも、イアンという茶色のチーターみたいな猫がいた。

イアンが慣れてきたころ、わたしはイアンとかくれんぼしようかと思った。

わたしが段ボールを手に持ちながら、顔をひょっこり出す遊びをしてイアンの反応を見ていたのだが、

それを、地層が、見ていた。

見ていた

見ていた・・・



初めて地蔵が、いや間違えた、地層が動いた!!


わたしは一緒にいたたみちゃんに小声で叫んだ。

「ち、地層が移動してる!地層が!!!」


伊豆大島の地層

部屋の隅っこにいた地層はケージの中へ逃げ込み、さらにそのケージの中の段ボールへと隠れてしまった。

ああ、地層ごめんなさい。驚かすつもりは全くなかったのです。
イアンとちょっとだけ、かくれんぼ的なことをしたかっただけなのです。


と、段ボールを見たら。ぽってりとしたおしりがそのまま中途半端に丸見えだった。

YouTube「うる星やつら第12話テンちゃんが来た」より
3秒あたりコマ


わがままボディを隠し切れていなかったのか、
段ボールにうまく入り込めなかったのか今では覚えていないが、

たみちゃんは言った。

「地層・・・・・・見えてるよ・・・」

私はすかさず近くに寄り、
「ちそちゃん、ごめんね」とそっと体をなでた。

するとどうだ、
それにあわせて地層のからだが激しく波打った。
ブルブルブルブル~っと。

え~! ( ;∀;)
そんなに怖かったの~?


地層は「イヤ」って噛んだりひっかいたり、シャーって言ったりしないんだね。それがかえってほんとごめんなさい。

地層は目を閉じて、何もなかったことにしたいようだった。


 そう、これはまぼろし・・・
 変なおばさん人間が段ボールから顔を出し入れしているのなんてそんなの
 あり得ない、
 これは ま・・ぼ・・ろ・・し・・・・
(※地層のアテレコ)


この一件から私は、地層に刺激を与えるようなことは絶対にしないと誓い、
お世話を続けてきた。

もうチラ見しかしない。チラ見。
期待を裏切ることなく地層はいつも、隠れているつもりで
体のどこかを露出させていた。


ボランティア最後の日、地層を探す。
相変わらず地層は地蔵のように微動だにせずそこにいた。
ほんとに相変わらず目もつむってる。

今日も身を隠しているつもりらしかったが、やはり体の一部が出ていた。
最後の日は耳だった。



残念、地層、見えてる!

さようならありがとう、地層!

いろんな性格のねこがいるんだとあらためて

今家にいるねこさんと他のネコさんとの組み合わせとか考えたりする。

多頭飼いしたりすると、もっとねこ本来の性格がでてくるのかもしれないと思ったりもする。

今はnoteで多頭飼いされている方の日記を読んでは想像している。

環境が変わると、ねこも変わる?

そういえば保護ネコボランティア主催のねこカフェで、
いつもはケージにいるねこさんたちを大きな部屋へ出した時のこと。

それまで
「おれおれおれー!!!おれのことかまってくれよー!」と猫パンチしてきたサビ猫が、堂々とキャットタワーに登って悠然とした態度になって。
声をかけたのに、
「今は返事する気がないぜ」と言わんばかりに遠い目をしていた。

毛並みの綺麗な白ネコも、しゃなりしゃなりと私の前を歩いていく。いつものようになでようとしたらするりとかわされた。

なんだろう、気まぐれとかではない、彼らの出す雰囲気がまるで違ったのだ。

住む環境で変わるネコもいるんだろうなって思った。
(地層は、どんな環境でも地層でした。)


新しい遊び、はじめました!





いいなと思ったら応援しよう!