白アリがわが家にやってきた（涙）

白アリに日本語通じたら言いたい。
「ようこそ、わが家へ！！
家を破壊しないでほしいのだけど、いいかな。
まだぜんぜん築浅なんだ！」

「OK！相棒！違うもの食べるよ！」

最近、現実逃避がひどく
なんでもかんでもファンダジーに逃げ込む癖がついてしまった。

出会い。
去年の10月秋、お父さんが大きな声でこう叫んだことがきっかけだった。

「しろありだぁ！」

見に行くと、洗面台の下につけていた戸棚に
ちいさい白い羽のついた虫がたくさんいた。
全然気づかなかった・・・

普段、感情の起伏のあまりない人がひどく興奮している。
そんな叫ぶことなのか？
私はその時わかっていなかった。

事態は急展開していった。

白アリってあんまり馴染みがなかったのだが、
家を食べてしまう恐ろしい生物兵器なのだった。

私が生まれたところは白アリ被害って聞いたことなかったもんだから。

そして今日、ようやくスケジュールが整い、関係者（大工さんと配管工事の方と、建築会社の方、白アリ業者さん）が来た。

この日までのスケジュール調整が３ヶ月かかった。
その間に白アリ被害が進み、今度は洗面所の隣にある小さな図書室の備え付けの机がばりばりやられたのであった。

白アリが食べた後の木ってカスッカスになるんだね。
なんか骨粗しょう症みたいだ。

ここまでくると事態の深刻さをようやく自覚しはじめた。

そして思った。
これ、他の部屋もやばいんじゃない？って。
っていうか家全体がやばいんじゃない？

洗面台と戸棚は白アリにやられてぼろっぼろになったので、丸ごと外すことになった。

次に風呂の下を開けてみたら、そこにも白アリが通った道があった。

えっ、すごい・・・どこまで被害が及んでいるの？？？

なんかもうよくわからないけど、ここまでくると若干面白いではある。

白アリ業者さんの話し方がさらに追い打ちをかける。
私の笑いのツボにクリティカルヒットをかましてくるぞ。

森進一並みのハスキーボイスで

森本レオがささやくように穏やかに話すのだ。
そう、ちょうどこんなかんじ👇

癒される感じで、
白アリの悪行を話すのだ。

「白アリの巣はこの家の半径50ｍ以内にあります。」

癒し。

「そして〇〇さん（私）の家にもやってきました。」

癒し。

「白アリってのはどこにでもいます。それがたまたまやってきた！というわけなんです。」

防ぎようがない、ということなのだろうか。
白アリ処理は家を建てるときにきちんとしたはずなのだが
致し方ないのだろうか・・・
築浅なのだが・・・

「お風呂の下にも入り、道をつくりましたが、途中で諦めて帰っていったようです。」

おとぎの国の白アリス・・・

そして今、
洗面所で見つかったアリの道と図書室で見つかったアリの道は
それぞれ独立しているらしく、図書室の床も外すことになりました。

おうおう、なるほど～。やってくるね～。

今年は白アリ当たり年らしい。
建築会社の人が、わが家で3件目だということを話してくれた。
ある家は被害がひどすぎて民泊しているとか。

今、大工さんが
「なんだかこの窓枠も怪しい」と言ってるのが聞こえてきました。

さらにわたくし呼ばれまして、
「洗面所の壁もやられているので、壁ぜんぶはがしますね。」と
言われました。

どんどん広がる白アリの世界。

以下、白アリの巣？の気持ち悪い写真があるので見たくない人はここでさようならです。

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悪の権化

人の出入りが激しいので、ネコはお兄ちゃんの部屋へ。
おとなしくしています。