子ねこがわが家にやってきたその2
連れてきたはいいけれど、これからどうしたらいいの?
カレーマルシェ号に子ねこを乗せ、
帰り道、猫用のミルクを買った。紙パックに入ったもの。
シーチキン食べないってことは、想像してたよりも赤ちゃん猫だと考えたのだ。
帰宅したわが家は涼しかった。天国のようだ。
まずはごはんだ!小さな命にごはんをあげる、心躍る。なんと楽しいことではないか。
ミルク用のお皿は、頂きものにあった海苔の缶の上フタで代用することにした。”上から読んでも 山本山 下から読んでも 山本山” の海苔缶。
(でもひらがなだと、「やまもとやま」は
下から読んだら「まやともまや」なんだよね。)
ミルクを注ぎ、「どうぞ」とお出しした。
すると猫がとても小さな口をあけて、
もっと小さな舌をぺろっと見せた・・・
の、のみましたぞー!!!ねこちゃまるけが飲みましたーーー!!!
※「ねこちゃまるけ」とは、実家の母が使うオリジナル言語で、かわいい猫だなとおもったとき、なぜかそう呼ぶのです。
ミルクを飲んだということは、つぎはおしっこだ!
落ち着け!・・・つぎは、おしっこがやって来るぞ!
まずはねこの家を整えてあげよう。
① カレーマルシェ号の底に新聞紙を敷き、
② そうめんのあき箱にビニール袋をかぶせ、そのうえに
おしっこシート、猫砂を入れて簡易トイレにし、
マルシェ号に入れる。
③ マルシェ号の側面に、猫が出入れできる切り込みを入れて
ドア仕立てにする。
なかなかいいじゃないか。特に、ドア。
ねこをトイレにふわっとのせる。
濡らしたティッシュでお尻をぷんぷーんと軽く押してみた。
(イメージはスーパーマリオのあの「ぷーんぷーん」です。)
す、すると・・・
ねこが後ろ足を下ろして平べったくなって、おしっこをしてくれたのだ!!!
ナイス ネコーーー!
ありがとう ネコーーー!!!
「このねこ、すごくない!?」
「ちょっと前まで飼われてたのかなー」
わたしたちはおおいに喜んだ。ねこの初おしっこはこうして成功した。
(しかし、その後ねこがおしっこを連続して失敗するようになるとは、
D、D、、誰もが予想だにしなかった・・・)
動物を拾ったときの選択肢について調べてみた
ねこは疲れていたんだろうと思う。
スフィンクスのように座って次の瞬間寝た。
今のうちに、いろいろ調べなきゃ。
ネットで ”子ねこ” 拾った” で検索をかけてみる。
そうすると、日本のどこかで同じように子ねこを拾い、途方に暮れている民の歴史があった。なんか安心した。
おおまかにまとめると、選択肢がいくつかあるようだった。
① 動物愛護センターに保護したと連絡をする ⇒ 引き渡す
② 保護ネコボランティア団体に連絡する ⇒ 引き渡す
③ 自分で飼う
この選択肢のどれかひとつにたどり着く前に、「子ねこであれば、からだが弱いので、まずは病院へ連れていく」ことが先決だとあった。拾ったねこは病気があるかもしれない、ノミやダニがいるかもしれない、というのだ。
そ、そんな・・・こんなちいさくてすでに病気持っているの?大丈夫?熱出るの?
ノミやダニもぶっちゃけ怖かった。
おにいちゃんが小さい頃、公園でマダニに襲われたことがある。
幸い、おにいちゃんの濃いもみあげと濃いまゆげにひっついてたから皮膚までたどり着かず血は吸われてなかった。でもなぜか高熱は出ていた。
それ見て怒り狂わないお母さんはいないんじゃないか。
寄ってたかってまゆげともみあげのダブルだぞ!?
茂っているからってコソコソと・・・
茂みからむしり取ったマダニの息の根、ワンツー 秒で止めたよね。隣にいたお父さん(パートナー)は怯えた目で私を見ていました。(マダニじゃないのか!)
寝ているネコを調べてみたらノミダニは大丈夫そうだった。でも自信ない。突然変異の透明なノミだっているかもしれない。不安の波が押し寄せてきた、ざぶーん。
もしかしたら、①や②を選択するなら病院へ行かなくてもいいのかもしれないと思った。でも、とりあえず病院へ、早く連れて行きたい。縁あって会ったネコだ。お金はへそくりから捻出することにした。
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2件あった。口コミを読む。
ふむふむ・・・
1件目は、評価はおおむね良好だが、時たま最悪の評価がついている病院。
最悪の評価をつけた人は、長い文章でどういうところが残念だったかを詳細に書いていた。なんか、いろいろ気が滅入ってしまった。
さらに、「いい先生なんだけど、何言ってるかわからない」というコメントが何件か。ちょっと待ってください。
「何言ってるかわからない」って、致命的じゃ・・・?
ただでさえ「何言っているかわからない」と言われる私が、「何言ってるかわからない」って言われている先生と、どうやって・・・何を話すの?
(※ちなみに私は日本育ちの日本人DAYO。)
さらに、私のようなネコ情弱者には 獣医とニュアンスでコミュニケーションとる自信もなかった。これはハードルが高いと思った。
もう1件は、評価が驚くほど高かった。星5つしかついてない。
「先生は、動物のことを本当に心から考えてくれる先生で、ずっとここに通おうと思いました。」
「先生はとても親切で・・・」
絶賛の嵐。みんなからいい評価の病院て、いいなあ。
次に、HPを見てみる。
職員募集のところも覗いてみると、「成長したい人、一緒にはたらきましょう」の文字が。成長・・・きらきらきら・・・
「ここにしよう・・・」
人は、冷静でない時、冷静な判断はできない。←なんだか小泉進次郎氏みたいだけど、ほんと、そうなんだな。あの時の私は、不安の波に足をすくわれてしまった。それと同時にたぶん、病院に過度の期待をかけてしまったのかと。病院の先生は救世主ではないのだ・・・
本日はこれにて、失礼します。
余談:全然話かわりますが、ねこのおうち、
「とんがりコーンカレーマルシェ味」号について独自調査をしてみました。
するとまず、「カレーマルシェ」っていうカレーがあって、
そこから
「カレーマルシェ味」なんですって。知りませんでした。
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