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子ねこがわが家にやってきたその16

今朝は寝覚めが悪く 起きるのがとても辛かった。生きるのがツライなと思うくらい。

重いまぶたを半分開けたら、うちのねこさんがサンタクロースみたいな長い白ヒゲをつけて座っている。

「やっぱだめだ、もう一回寝よう」と目を閉じた後「えっ、もうクリスマス来ちゃったの?今年やりたいことまだあるのに」と思ってもう一度目を開けたら、

今度はねこが餅をびよーんと伸ばして食べている。「今度は正月か!」「餅はどうしたんだ?」「のどにつまらせたら危険だ」と思って起きたら、ねこが敷布団から綿を噛みちぎって引き伸ばしていた。

布団の綿が伸びすぎる・・・
ボロボロ。

ていうか、現実でよかった。


動物病院から教わったねこのほめ方・叱り方

先日行った動物病院にて、ねこのほめ方、叱り方を教えてもらったので
こちらに記録しておこうと思う。

基本的にはほめたり叱ったりは効果がない。

「基本的には」だそう。そんなに期待してはいけないということだ。
もし、ほめたり叱ったりするならば、ターゲット行動(修正かけたい行動や身につけさせたい行動)の直後にしないと意味がないらしい。
いいことしても、わるいことしても速攻で対応することが大切とのこと。

たみちゃんがニヤリと
「お母さん、ねこに行動操られるね、ひーっひっひっ・・・」
たしかにそうとも言える。それよりその笑い方・・・。

おやつは効果がある!

良い行動をした時に即座にご褒美をあげるとよい。

そこで早速チャレンジ。
ねこさんにお手をしてもらってからご飯をあげるようにした。
最初はよくわからないみたいで、あっちゃこっちゃ手を出していたが、
最近は右手を出すようになってきた。

はよう食べたいんじゃ

お友達のむぎちゃん(猫1歳)は、ごはんが欲しい時ベルを鳴らせるらしい。動画を見せてもらったら、怒りながらベルを高速連打するむぎちゃんが・・・「んなーっ(怒)」とかなりの画がとれていた。


高橋名人に負けないむぎちゃん

大きな声でがみがみ叱ったり、体をたたいたりするのは無意味、むしろ逆効果

これをやると、ねこは「この人めっちゃこわいんですけど!」と思うだけでおのれがした(良くない)行動とは結び付けないらしい。これは人間も一緒だね。

悪いことをした直後に
音で気づかせるために、人間が自分の手をパンっとたたいたり、
短い言葉で「こらっ」「だめ!」と言うくらいがいいらしい。

これ試してみたが、たたいてもねこが音に気づかない。音が出るように自分の手をもっと強くたたいたら手が痛かった。やめた。
「こら!」とか言うのもエネルギーが必要なので却下。省エネだいじ。

最後の砦、霧吹きで水をかける!

早速、ねこ用の霧吹きを用意。

被災した時、霧吹きが役立つということを知り、余分に用意しておいたものをつかった。霧吹きがなぜ役立つか、それは水が出ない時に霧吹きの水で手が洗えるから。少量の水で洗える。顔も洗える。乾燥時などちょっとしたいろんなことに重宝しそうだと思った。汎用性が高くかつシンプルなものが最強かと。

脱線したので話を戻すと、まずはターゲット行動の選定。
うちのねこがするよくない行動として次のようなものを挙げた。

・壁や柱、畳をカリカリする
・テーブルの上にある食べ物をたべてしまう 

特に、食べ物については下手をするとねこ死んでしまうので重要だ。


さしあたってこの2点が見られるときに霧吹きをつかうことにした。

たねも仕掛けもない霧吹き

たみちゃんはねこに霧吹きをかける前に、まずは自分自身にかけてもらいたくなったようだ。

「お母さん、かけて・・・」と目をきらきらさせながら寄ってきた。

1回かけてみたが、それではたりない、もっともっとと言う。
どうなの?と思っていたが、霧吹きの引き金を引きまくることにした。
どんどんどんどんどんどんどんどん霧吹きで水をかける。なんだこれ。

「気持ちいい!」

たみちゃんしまいには、床に寝っ転がってお願いしてきた。
ここでリミッター外れました。
しゅしゅしゅしゅしゅしゅしゅしゅ・・・・・どんどんかける。
しゅしゅしゅしゅしゅしゅしゅしゅ・・・・・
しゅしゅしゅしゅしゅしゅしゅしゅ・・・・・
しゅしゅしゅしゅしゅしゅしゅしゅ・・・・・
ねこドン引き。

たみちゃん歌い出した。

「こなーゆきーねえ こーこーろまーでしーろく ・・・・」

粉雪になっちゃったんだ・・・

(ジャスト2分くらいがそのサビです。)

「めちゃくちゃ楽しいからお母さんもやって」と懇願されて、私もやることに。こういうのはやってみないと分からない。でも後々のことを考えるとめんどくさい。

しぶしぶ床に寝る。これからの展開にちょっとわくわく。

「こなーゆきーねえ・・・」2人で歌う。

しゅしゅしゅしゅしゅしゅしゅしゅ・・・・・
しゅしゅしゅしゅしゅしゅしゅしゅ・・・・・
しゅしゅしゅしゅしゅしゅしゅしゅ・・・・・
しゅしゅしゅしゅしゅしゅしゅしゅ・・・・・



気づいた。

これは気持ちいい・・・おおおおおお~ 
ミストサウナみたいだけど、ミストサウナではない。もっとみずみずしい。

幾千もの光の粒が
ぱらぱらぱらぱら
さらさらさらさら
しゅわしゅわしゅわしゅわ・・・・と優しく落ちてくる。

雪が降ってくるかんじに近いが、雪のように冷たくなく、雪より細かく優しいタッチで肌に触れる。

幻想的な世界すぎて、想像が膨らむ。

そうだ、これは水の子どもたちがわーって笑いながら楽しみながら降りてくるんだー。

我に返る。よし、終わりにしよう。

それにしても新感覚だった。

やってよかったと思える。なんならまたやりたい!
たみちゃん、よかったよ、と言って起き上がると怖いことになってた。

殺人事件の後みたい・・・


火曜サスペンス劇場。

アナタには見えるだろうか。




霧吹きの効果について

ねこが人間のご飯を食べようとしたとき、即座に霧吹きをかけてみたところ、すぐに逃げた。これはいい。

霧吹きを手に持って、口頭で「シューッ」と言うのはどうだろうかと試してみたが、こちらは霧吹きとシューが結びつかないようで効果はなかった。

ただこれはもしかしたら他のネコには適用できるかもしれない。


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