高下なおみ@office with Pono

公認心理師、学校心理士、元・公立小学校長。公立小学校・特別支援学校にて、31年間教育の…

高下なおみ@office with Pono

公認心理師、学校心理士、元・公立小学校長。公立小学校・特別支援学校にて、31年間教育の道を歩む。2024年3月に早期退職し、ワクワクする毎日を送るための一歩を考える「いっぽの相談室」を開設。日々感じたことを綴ります。 https://takashita-naomi.com/

最近の記事

昨日、横浜の友人の「金木犀の香りが」というつぶやきがあったかと思ったら、夕方の天気予報でも金木犀の話題。そして今朝。洗濯物を干そうとベランダに出たら、隣の家から甘い香り♪昨日までしなかったのに!植物って本当に不思議。最近は「金木犀の香り」ブーム。でも、やっぱり本物にはかなわない!

    • 朝日新聞(22日朝刊)に、中教審会長・荒瀬さんに対する、次期学習指導要領についてのインタビュー記事が。「現行の方向性を大きく変える必要はない」「教員の働き方改革は喫緊の課題ですが、学習指導要領とは切り分けて考えた方がいい」…残念。やっぱりわかってもらえず、このままか。

      • プロフェッショナルって? ~この夏、人との関わりの中で気付いたこと②~

        先日、友だちが言った「『できる』から、それで人の役に立ちたいと思うだけ」という言葉は、ひねった言葉ではないのだけれど、何だかとっても「なるほど!」と思いました(①をお読みください(^^))。そしてその夜、ふと思ったことがあります。 私はプロフェッショナルという言葉が好きです。プロフェッショナルというと、「何か自分の技術を提供して対価としてうお金をもらう」というイメージがあります。教員時代の私は、プロフェッショナルであることを目指し、対価としてお給料をいただいているという意識

        • 「できる」から人の役に立ちたいと思う~この夏、人との関わりの中で気付いたこと①~

          前職が教員だったこともあり、世の中の子どもたちが夏休みに入った7月末から、これまで一緒にお仕事をさせたいただいていた先生方や学校関係者の方が「退職祝いしましょう!」などとお食事に誘ってくださいます。大先輩から若手まで。大変ありがたいことです。そこに加えて、教員ではない友人とも久しぶりの食事。気づいたらほぼ毎日のように、どなたかと楽しい食事の時間を過ごす夏となりました。 人との関わりは何にも代えられない大切なもの。そして、みなさんと過ごす時間の中でたくさんの気付きを得ることが

        昨日、横浜の友人の「金木犀の香りが」というつぶやきがあったかと思ったら、夕方の天気予報でも金木犀の話題。そして今朝。洗濯物を干そうとベランダに出たら、隣の家から甘い香り♪昨日までしなかったのに!植物って本当に不思議。最近は「金木犀の香り」ブーム。でも、やっぱり本物にはかなわない!

        • 朝日新聞(22日朝刊)に、中教審会長・荒瀬さんに対する、次期学習指導要領についてのインタビュー記事が。「現行の方向性を大きく変える必要はない」「教員の働き方改革は喫緊の課題ですが、学習指導要領とは切り分けて考えた方がいい」…残念。やっぱりわかってもらえず、このままか。

        • プロフェッショナルって? ~この夏、人との関わりの中で気付いたこと②~

        • 「できる」から人の役に立ちたいと思う~この夏、人との関わりの中で気付いたこと①~

          目が見えない うちのわんこから教わったこと ~与えられた環境の中でどう進むか~

          「見えない見えないって、おばあちゃん扱いしないで!」 うちには、12歳のメスのトイプードル、PONO(ポノ)がいます。ポノは白内障と網膜変性症のため、約1年前から全く目が見えていません。光も感じられていないとのことです。そんなポノが何を思っているのか、困っていることはないかなどを知りたくて、以前にもお世話になったことのある、動物の気持ちを感じ取れるカウンセラーさんのところへ行きました。すると、開口一番(と言うのかしら)、ポノに叱られてしまいました。そして、その姿勢に感動し、

          目が見えない うちのわんこから教わったこと ~与えられた環境の中でどう進むか~

          トランプ氏銃撃事件…もちろん、大きなことだということは理解できるのだけれど…報道の仕方を見ていて複雑な気持ちになり、巻き込まれて亡くなった1名、重体の2名の方がかえって気になるのは私だけだろうか。

          トランプ氏銃撃事件…もちろん、大きなことだということは理解できるのだけれど…報道の仕方を見ていて複雑な気持ちになり、巻き込まれて亡くなった1名、重体の2名の方がかえって気になるのは私だけだろうか。

          先生の役割を外部委託して!

          あってはならないことだからこそ 大切な命を預かっている学校現場や保育現場。 水泳事故に、アナフィラキシーショック…決してあってはならいことです。 本当に決してあってはならないことだからこそ、すべてを教員が担ってしまっている現状にももっと目を向けてほしい。(決して事故のあった現場を擁護する意図ではありません) 教員は朝から晩まで、かなりの数の役割をこなします。 「そういう仕事でしょ」と言われればそれまでですが、きっと10年前、いえ、5年前と比べても、教員の担う役割は確実に増

          先生の役割を外部委託して!

          あまりの日差しに、初めて日傘を購入。これまで持たなかったのは、めんどうだから。でも、もう1つ理由がありました。それは、人が多い場所での日傘が危ないから!雨の日は互いに傘なので防げるけれど、日傘の露先は目に刺さりそう!日傘ユーザーとなってもこのことだけは気をつけようと思います!

          あまりの日差しに、初めて日傘を購入。これまで持たなかったのは、めんどうだから。でも、もう1つ理由がありました。それは、人が多い場所での日傘が危ないから!雨の日は互いに傘なので防げるけれど、日傘の露先は目に刺さりそう!日傘ユーザーとなってもこのことだけは気をつけようと思います!

          小学生のかわいい頭の中 その2

          短冊に書かれたそれぞれの願い もうすぐ七夕。 先日、近くの駅の構内で「短冊を書きましょう!」というイベントをやっていて、学校を離れた私はこのような季節イベントが何となく懐かしくなって、自分も短冊に願いを書いてつるしてみました。 たくさんの人が参加していて、本当にさまざまな願いが書かれおり、その日は、ほっこりあたたかい気持ちになって家に帰りました。 この時季には、小学校(特に低学年)でも先生たちがどこからか竹をもらって来て、みんなで短冊を書いてぶら下げる、ということがよくあ

          小学生のかわいい頭の中 その2

          小学校長だった私の個人事業主挑戦日記② 簿記にチャレンジ!

          日商簿記検定3級の壁 個人事業主になったからには、当然ですが日々の経理を自分で行い、 確定申告も自分でやらねばなりません。 「経費、売上・・・そもそも、そういう概念がない・・・」 と不安を感じた、元・the公務員の私。 ふと、商工会議所で開講される簿記3級講座の案内が目にとまりました。 「会計ソフトがあるけれど、知っているに越したことはない!」 数字は得意ではないくせに、 何か気になると納得いくまで知りたくなる性分だったこともあって、 7回の講座に通い、簿記検定も受けてみ

          小学校長だった私の個人事業主挑戦日記② 簿記にチャレンジ!

          小学生のかわいい頭の中 その1

          「先生!〇〇くんどこに行った?」 廊下にて・・・向こうからやってきた1年生。 1年生 「先生!〇〇くんどこに行った?」 担任ではない私 「〇〇くんかぁ。ごめん、見なかったなぁ。」 1年生 「そっかぁ・・・どこいったのかなぁ?」(と去っていく) これ、低学年あるあるの1つです。 私(担任ではない)は、彼と同じクラスの〇〇くんを知りません。 ここでもし私が、 「ごめん、〇〇くんって誰?(知らないんだけど)」などと言うと その1年生は「えっっっ!何で?!知らないの?!」と 真

          小学生のかわいい頭の中 その1

          小学校長だった私の個人事業主挑戦日記①

          脱!「学校だより」 この3月まで、公立小学校の校長をしていました。 定年まであと何年もあったのですが、 関係各所へのご迷惑が最小限になるよう (そもそも辞めると申し出た時点で、大迷惑なのですが!) 自分なりに準備をした上で、早期退職しました。 仕事が嫌になったわけではなく(本当に!) いつか、 教員をやりながらずっと続けてきた さまざまなセラピーや心理学の学びを活かした仕事をしてみたい、 と思っていたところに、 いろいろなタイミングが重なり… 「今だ!」という感じでした。

          小学校長だった私の個人事業主挑戦日記①

          疲れた学校現場を救うために

          給特法…だけじゃないんだなぁ 中央教育審議会の特別部会が素案を示し、いわゆる残業代の代わりに支払われている「教職調整額」を月給の4%から10%に引き上げる方向とのこと。必死にがんばっている現場の教員からしたら、もちろんありがたいことだ。でも、一番望んでいることはそこではない、と私は思う。給料があがったからといってすぐに教員が増えるわけでもない。やるべきことが減るわけでもない。疲れた学校現場が元気を取り戻すためには、国にもっと別のことにも力を注いでほしいのではないかな、と。

          疲れた学校現場を救うために

          教員の残業代の代わりに一律支給されている「教職調整額」が、基本給の4%から10%以上に引き上げる方向に。もちろん、何もしないよりいいことだけれど…そこじゃないんだなぁ。国にはもっと根本的にやってほしいことがある! と、現場を離れても、残念な気持ちでいっぱいになる。

          教員の残業代の代わりに一律支給されている「教職調整額」が、基本給の4%から10%以上に引き上げる方向に。もちろん、何もしないよりいいことだけれど…そこじゃないんだなぁ。国にはもっと根本的にやってほしいことがある! と、現場を離れても、残念な気持ちでいっぱいになる。