世の中の罪が作られてしまうという事実
公安、事件、歪み、賄賂、謀略、自治区。
日本が沈むことは誰の目にも明白だが、誰もそれを成し遂げようとしないのはきっと時代がそうさせているのだろう。平和ボケした日本。
常によるを超えられない人たちがたくさんいるというのに。
池袋駅西口のバス停に血まみれでゴミ袋を被る女、西口から東口へ向かう高架下にてリハビリに努める外国人。
夜の闇を彷徨うたびにそういう風景に出くわしていたあの頃。
「平和って最高じゃん!」と叫びながら、「自分のことを嫌いになりそう」と病んでいるメイド喫茶の新人メイド。そう、この国は昔から病んでいる。
終わるのは終わらないのかわからない人生に自分で終止符を打った存在が何人いるのだろうか。毎日のような人身事故。人が死んだら喜ぶ彼女。
人が死んでいるのに時間を優先する東京の住民たち。いつしか彼彼女たちが食われる存在になっていることを今はまだ誰も知らない。
下北沢という街は明るく平和だ。だが、喫煙所に集まる存在が、そのダウナー模様を示している。今日もそこから見える空は、明るく平和でピアノの音がたまに心地いい。
「汚い私を嫌わないで。」「あなたのために汚れている私を愛して」
そういう女たちに嘘の言葉を囁き、何度抱いたのだろう。今はもう遠い過去の話でわからない。だが、夜の闇は常に彼・彼女たちに孤独感をもたらし苦しめる。
"生きていくということは、他人の屍を喰らうということだ。"
ストレスが溜まるこの世の中で廃人にならずに済む人間なんて真っ当な人生を望んだそうでしかない。ただ歌い、嘆き、平和な曲を作れるアーティストなんて模倣でしかなく、彼彼女らはただの凡人。
ただ一人の天才が、変えてくれる世の中を誰もが待っている。辛いこの世界をいつしか神が救ってくれることを。
死生観というものがあり、俺はいつしか人の寿命が見れるようになっていた。
行動、発言、歩き方。その全てに全部が出ている。目を見ながら嘘がつける人言なんてどれぐらいいるのだろう。目を見て嘘をつける人間というのは、そもそもがその自分を信じているのだ。それが成長するための痛みだと知りながら。
夢を与えてくれたアーティストが去り、子供が夢をもち繋いでいく。そんな世の中が訪れたと思った矢先、戦争が勃発した。
遠い異国の彼彼女らと、今でも通話で話はできるというのに。
2017年、ドイツやロシアと。そして2022年、様々な国のチルドレンたちと話をしてみた。20そこそこの少年として。
俺はこの国が嫌いで沈んで欲しいと願っている。それぐらいに腐った大人が多すぎる。人の人生なんてなんとも思ってはいないのだ。
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