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連載10回目の月刊ショパン誌 発売中ですテーマはアメリカ合衆国の教本(2)
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日本に紹介されて以来、ロングセラーのこの教本については、ご存知の方も多いはず‼︎
著者のEdna-Mae Burnamは100歳の長寿を全うし、沢山の教本や曲集を遺しました。日本ではピアノテクニックとピアノ教本の2種類が翻訳出版されています。他にもアメリカではTheory Paperをはじめ、何種類も出版されていることは、意外に知られていないかもしれませんね。
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この印象的な挿絵はバーナム女史自身によるもので、当時、この挿絵を見た出版社はとても気に入って、迷わず女史の挿絵をそのまま使うことにしたそうです。
原題は、A Dozen A Day で、日本語では1日に12曲というタイトルです。
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日本語版の監修は大島正泰氏、解説と翻訳は中村菊子氏。
お二人とも、日本のピアノ教育黎明期に、米国教本を多く日本に紹介した人物です。
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どちらも読み易く、米国ジュリアード留学中の体験記とその後の就職、精力的な仕事ぶり、人生に大きく関わった沢山の出会いについてなどが書かれています。
彼女によって紹介された米国教本は、アルフレッド、バスティン、ミュージックツリー、
グローバー、ラーニング・トウ・プレイ、ピアノ・ソルフェージュ、、etc。本当にたくさん‼️
その多くが、現在も日本で愛用されています。素晴らしい!
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もう、30年以上も前の文献ですが、今も役立っています。驚き!
日本語版と原著版とでは、違いや不明な点があったりするので、とても重宝しています。
連載10回目でようやくアメリカ教本🇺🇸2回目に辿り着き、残すところ後2回しかないわ〜と、世界を網羅出来なかったことをちょっと残念に思っていたところ、数ヶ月ですが連載延長のお話を頂きました。
あまり文章に自信のない私ですが、良い機会をいただいて、私自身がとても楽しく勉強できています。
急遽予定を変えて、もう少し、米国教本について書かせていただこうかな、、と考えています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます❣️✨
心から感謝しつつ❤️