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研究会発足5周年🎊✨コロナ禍もオンラインで継続して、沢山の出会いと学びに感謝いっぱいです。12/12はオンライン研究会38回目達成!ベートーヴェンの舞曲作品に焦点を当てました

2018年10月に第一回の研究会を開催して早5年。取り上げた教本はたくさんありますが、シリーズで取り組んでいる米国の教材はとても興味深く、発見がたくさん‼️メンバーの皆様のご協力をいただきながら、充実した学びを継続でき、改めて人の輪の温かさと共に学ぶ喜びに毎回浸っています。

The Baroque Era

取り上げた教本の中で特に印象に残って今も何度も見直すのが、アルフレッド社から出版されているThe Baroque Era。
長い歴史を刻んできたヨーロッパの建築や絵画などに見られる当時の風潮との関連や、ヨーロッパ各国に分けて、様々な装飾記号が使われていたことがかなり詳しく書かれ、興味津々。国ごとの楽器の推移と発展の詳しい解説と各国を代表する作曲家作品を用いて、装飾音の意味と演奏法が紹介されていて、驚きと感動の連続でした。イギリスのThe Beat,The Shake と呼ばれる装飾法などは初めて知り、新たな発見と学びに満ちた機会になりました!今も度々読み返します。
イタリア🇮🇹、イギリス🇬🇧、フランス🇫🇷、ドイツ🇩🇪とそれぞれ国別にバロック期の作曲家と作品、時代背景、装飾記号や楽器の変遷を掘り下げて学ぶのは、実は初めてでした。
また、拍子記号や楽譜、記譜法の発展についても書かれていて、とても興味深く貴重な学びをメンバーの皆様と共有できたことはすごく幸せです。

The Classical Era

続いて取り組んだのはThe Classical Era。古典期に入って、建築や美術との関連などがどのように変わったのかも触れられ、作曲者と再現者(演奏者)の分離、楽器の発展、J.S.Bach によって頂点が築かれたフーガの世界から、彼の息子たちがどのように新しい作曲スタイルを展開していったのか、バッハの息子たちに焦点を当てたのも、貴重な学びでした。ハイドン、モーツァルト父子、クレメンティ、ベートーヴェンそれぞれに視点を絞り、各作曲家の人生と作品を辿るようにして勉強会の内容を絞ったのも、新たな多くの学びに繋がりました。
毎回、メンバーの先生方と曲を分担して演奏しながら、私自身は翻訳と各作曲家の伝記を色々と読み返したり、教えていただいた文献に目を通したり、と充実した時間になりました。

The Romantic Era

3番目に取り組んだのはThe Romantic Era。建築や絵画だけでなく、文学の世界との関わりが大きくなり、ロマンティシズムの精神とは何かから始まり、装飾法だけでなく記譜法の変遷も興味深く学びました。テキストだけでは足りず、ロマン期の先駆け、ウェーバー、シューベルト、ベートーヴェン、さらには、フィールド、メンデルスゾーン、シューマン、ショパン、グリーグ、リスト、ブラームスなど、ロマン期を代表する名だたる作曲家ごとに人生と作品を辿る時間になり、熱心なメンバーの先生方のお力添えに助けられて、たくさんの作品を取り上げました。それぞれの作曲家の生きた時代と共に、各作品が作曲家のどのような時期に書かれ、どのような人たちとの関わりがあったのかなど、限られた時間でしたが、新鮮な気持ちで学びを深めることができました。

Theme and Variations

4冊目にいよいよ突入したのは今年。その名の通り、主題と変奏として遺された変奏曲を数多く取り上げました。日本で出版されている変奏曲集から、今まであまり触れる機会がなかった作品に多く出会い、変奏曲が誕生した経緯、その後どのように発展したのか、その歴史に触れることができたのも新鮮な学びでした。
メンバーの先生方の熱心な姿勢にはいつも勇気と感動を頂き、深く広く学べる楽しさを共有できて、本当にありがたいことです。

Dance of Beethoven 

様々な変奏曲の後は、シューベルト舞曲に入り、フランス革命後のヨーロッパ社会の状況にも目を向ける機会になりました。流行の舞曲がメヌエットからワルツへと変わっていく時代背景。ワルツが一世を風靡した社会状況にも目を向け、今年、満5周年目を締め括ったのはベートーヴェンの舞曲でした。
翻訳は手書きからパソコンへと変更し、眼の疲れと戦いながらも、出来上がった翻訳文はパソコンの方が読みやすいと実感。
アルマンド、ドイツ舞曲、エコセーズ、ワルツ、メヌエット、レントラーなど全31曲を取り上げ、先生方も沢山演奏でご協力くださいました。私が弾いたベートーヴェン舞曲は16曲。いつもと同じように時間が伸び気味でしたが、2時間余りでベートーヴェンの様々な舞曲に触れる貴重な時間となりました。新しい文献情報も頂き、次は何を取り上げようかとワクワクしています。
研究会は、メンバーの先生方からも沢山学ばせていただける絶好の機会でもあります。

次回はバラードをテーマにしようかと心が傾いています。

         研究会の先生方とのご縁に心から感謝をこめて❤️
         新たな学びに期待を寄せて。。。

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