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人生初めての屈辱

ジャイナです。
生きていると、大なり小なり屈辱的な思いをさせられる事ってありますよね。

小さな子ども同士でも、屈辱合戦というのはあります。
むしろ小さいからこそ残酷なことができたりするわけで・・・。

ジャイナが子どもの頃は、ものすごく人見知りで(今もですが)自分から話しかけて友達を作る事はできませんでした。
けれどもお友達は欲しかったし、誰かと遊ぶのは大好きだったので、話しかけてくれさえすれば少しずつ仲良くなる事はできたのです。
幼稚園では、同じクラスの子たちと友達になり毎日楽しく過ごしていたのだけど、わざわざバスで通うような場所にある幼稚園に通っていたので、家の周りには友達がいませんでした。

なので、休日に公園に一人で行き、同じく一人で遊びにきていて積極的な子が声をかけてくれたりすると、即席の友達となって遊んでいたのです。

だから、前回の話みたいに知らない男の子について行っちゃうのよ・・・。

で、とある休日。
私は一人で補助輪付きのピンクの自転車に乗り、家から一番近い公園に遊びに行きました。

お気に入りのピンクの自転車。大きなリボンをつけた3人の女の子や、カラフルなアイスクリームがハンドルのところに描かれていて、ママチャリについてるチャリンチャリンというベルの代わりに、赤いボタンを押すと「ビーーーー!」と汚い警告音が出るような仕組みになっていたっけ。

補助輪の音をジャリジャリ言わせながら私は公園の中をひたすら何周も回っていました。
それからすぐに、同じような年齢の女の子が二人、自転車に乗って公園にやってきて遊び始めました。
その子達は仲の良い友達同士のようで、キャッキャと楽しそう。
人見知りの私は「いいなぁ」と思いつつも自転車を漕ぎ続けていました。

そしてしばらくすると、女の子達も私と同じように自転車で公園の中をぐるぐると回り始めたのです。

ちょっと遠目から見れば、三人で一緒に遊んでいるように見えたかもしれません。

だけど、すぐに私は二人の会話を耳にし、凍りつくことになります。

次に続く。


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