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ハヤブサ消防団に想う

パン学校ドリアンでようやくパンの授業が始まり
パンを捏ね、合間に朝食を食べながら習慣であるTVerのドラマを見る

7月に入り、ドラマは一新してマイページには1話のドラマが勢ぞろいしている
金曜日、ただなんの気なしに「ハヤブサ消防団」を見ることにした。
特に前情報もない、ただただ中村倫也がイチオシというだけ
中村倫也、好きすぎて画面が見れないくらい好きです、ええ。

ああ〜眼福が週1で訪れるなんて幸せ、申し分ない!それだけだったのに
ものの30分で目から大粒の雨が降り、以降30分はず〜〜〜〜っと大洪水だった。感情降水帯が通ったな。

ハヤブサ消防団、1話にして移住者の目線・消防団のこと・地域性・人間性全てが私が感じてきた事とマッチした。

東京から移住してすぐに「消防団に入らないか」
よくある。当たり前に、ある。
消防団に対する考え方って正直な話をすればいいイメージはない。
人のために自分の時間や体を犠牲にすることがどういうことなのか
他人、地域のためにそこまでするの?と。

ハヤブサ消防団をみて考えを改めた。
ドラマには住宅火災が起きるシーンがあって、その火災に何十人もの大人が真剣に戦っていた。
その描写に、ああ、集落みんな家族なんだな、と。
大好きな人、お世話になった人、共に暮らす人だから助けたいんだと。
何かあった時に私が夫氏を救いたいと想う様に、(未だ見ぬ)我が子を救いたいと想う様に集落全体の人がそういう対象なんだと。

訪問を通して知り合った人たちの家がこうやって同じ様に燃えてしまったら
今のは私には何ができるのだろうか、と考えてしまった。
お裾分けをいただいた利用者さんたちはいつのまにか私の中では"家族"になっていることを実感した。
利用者さんだけではない、イベントやサークルで知り合った人、美容師さん、朝市のおじちゃんとか移住して知り合った人みんながその対象だ。
そして私が目指そうと思っているパン屋の形がしっかりと見えた。

ありがとうハヤブサ消防団、ありがとう中村倫也。(好きです)

ただ、いいところばかりではない。
ハヤブサ消防団では、田舎ならではのシーンもあったりする。
それが「噂」
〇〇さんはこうらしい
〇〇さんはああだから

それが悪いこととは思わないが、自分はこれに左右されない様に
目に見えるものだけを信じようと思って移住してこの2年間生きてきた。
どんな噂をされている人もいいところもあれば悪いところもあるんだ、それが人間なんだよ。
でもね、噂の中で自分を貫くことって本当に辛いことなんだ、私にとっては。
だからこのドラマの脚本と、監督に感謝したい。
あぁ、そうやって感じていたのは私だけではなかったんだと思えた。本当に救われた。

田舎暮らしの陰と陽。私も移住して本当に良かったと思っている。
人と生きている。それが辛くて心地いい。

トマトが土の乾燥で甘くなる様に
トマトとバジルの相性がいい様に
適度に辛さの中で、相性のいい人を近くに置いて
悦で快な人生を送って生きたい。

そんなことで、この感情がフレッシュなうちに、書き記す。
ハヤブサ消防団、見てみてね!

さて、パンチの時間だ。


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