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薪窯制作1

薪窯の製作過程についてお話しようと思います。

今回の窯は、ひとがたけのメインとなる窯の試作窯です。

アースオーブンがどんなものなのか
未経験でも作れちゃうもんなのか
どんな失敗が待ち受けているのか
そんな窯が、今回の薪窯くん1号です。

ここどう?なんて夫氏に送った画像はスケッチもいいところ

因みに設計図はこれといったものは作ってなくて
本当になんとなく、でなんとか成り立っています。

大まかな流れとしては、
石を集めて土台を積む

砂を盛って型を取る、新聞紙で覆う

粘土土に藁を混ぜ込む

1層目の土を型に貼り付ける

1層目の土に瓦を敷き詰める

藁土で被せる

土レンガで空気層を作る
空気層と同じ高さに筒のままの竹を敷き詰める

2層目の藁土を貼り付ける

漆喰を塗る

です。


まずは土台作り。
窯の中の寸法は900mm×900mmとして、
内壁、外壁の土の部分を幅300mmずつ確保するため1500mm×1500mmで大体のところに目標を指しました。その辺にあった木の棒と、小石で。
上の釜のところなんか何一つ決まってないけど、一先ず進める。

石を集めては重ねて重ねて。イメージを膨らませます。
いや…でかい、でかすぎる
全然石が足りない、無理すぎる。
ここで計画を変更して、石は囲いだけにして中は土で埋めることにしました。

そして今回は2層式の窯で行くことにしたので、0号機で使っていたコンクリート板を、焼却炉として活用することに。

窯の右側は作業小屋の基礎がある分、積むのが楽でした。
焼却炉となるところは、大体300mmくらいまで積んで、鉄棒6本を等間隔で並べます。
鉄棒の上に薪を乗せて、灰は下に落ちます。

因みにこの石を積む作業、どの石をどうやって置くかが難しいのです。
私はどうしても頭を動かしてしまうので、
don't think,feel!!を胸に、
積m……基本は夫氏に任せました。笑

大体600mmくらいの高さになったところで、
囲いの内側、地面から300mmくらいをセメントで補強してから、庭の土を掘り掘りして、土台の中に詰めていきます。
途中で水平をとりながら…

0号機で使った石膏ボードもついでに埋める

この上に平石が乗る関係で、囲いよりも少し少ないくらいに土を詰めました。

この後雨が降った関係で、少し土が沈んだので、
一輪車4回分を更に足して、土詰めは終わり。

さて、問題は焼却炉からの吹き出し口です。
私はと言うとノープランで…
夫氏がコンクリートブロックに穴を開ける方法を試しましたが、見事に失敗。
コンクリートブロックを作る過程で穴を開ければいいのでは?と言うことで、
コンクリートブロックを作ることになりました。

型枠の切り出しは私が。組み立ては夫氏が。
鉄筋を糸で吊るスタイルすごい!

大体の寸法を測って、穴を開ける位置を決めて、
穴の位置にパイプを置き、浮かないように重しをします。
コンクリートを一気に流し込んで、2晩ほどで固まりました。
100キロくらいあるので私には到底持てなかったのですが、次の日いつの間にか窯の上に乗っていて、夫氏が1人で乗せたようです。素晴らしい。

平石を周りに置いてみて、コンクリートブロックの高さに合わせてなんとなく並べてみました。
わーお、こりゃいい感じ!
ここからは、この平石を固定して、焼床になる部分に耐火モルタルを流し込みます。

まずは平石の下にセメント
セメントを硬めに作って、高さを合わせます。
固まったら隙間に耐火モルタルを詰めます。
耐火モルタルは高いので、節約も兼ねて
壁になる部分はセメントにします。
雨続きで乾くか心配でしたとほほ

これで一通り、土台の完成です。

8/2から始めて9/21に終わったので、約1ヶ月半の作業でした。
思ってたのと違うなーと言うのは、石積みのところ。
できればセメントも使いたくはない。
素材的にも金銭的にも。
お城を組むときの石積みはどうしていたのかとか
まだまだセメントを使わずにできる手段はあると思うので、調べてみます。

土台から上はまた次の記事で。

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