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「カームダウンスペースは特別なものではない」という話【その①】
お会いできて光栄です
けんです
障害のある人が通う、生活介護事業所で働いています
見に覚えのないアザがよくできる
やらかし系生活支援主任です
新年早々発見した右ひじの上のアザはなんだろう…?
さて、今回は「カームダウンスペースは特別なものではない」と題して書いていこうと思います
こちらの記事を書いているときに、ふと閃いたものです
書いていたら、結構な文章量になってきたので、2つくらいに分けようと思います
カームダウン? クールダウン?
カームダウンという言葉そのものを聞き慣れない方もいると思うので、まずは簡単にまとめてみたいと思います
現場人間の肌感覚なので、難しい話はできませんが
○○ダウン ⇒ 落ちつくための行動
という部分は共通していると思います
カームダウン ⇒ 高ぶった気持ちを元の状態に戻す
クールダウン ⇒ 心拍数や体温を元の状態に戻す
違いはこのへんだと思います
ちょっと強引なまとめ方ですが
・カームダウン ⇒ 感情面で落ち着くための行動
・クールダウン ⇒ 身体面で落ち着くための行動
こんな解釈でいいと思います
カームダウンスペースなので
「感情面で落ち着くための空間」
ということになります
カームダウンスペースは「隔離部屋」ではない
これは本当に声を大にして言いたいことの1つです
私が努めている施設にも、感情が大きく高ぶり、自分ではコントロールができなくなってしまう人がいます
日常のちょっとしたストレスが蓄積し、それが自分の容量を超えてしまったときに、自分や他の人を傷つけてしまったり、衝動的に物を投げたり壊したりしてしまう行動が見られることがあります
可能であればそうなる前に、
「刺激の少ない自分だけの空間」に移動して
感情が抑えきれなくなることを未然に防ぐ
というのが、カームダウンスペースのベストな使い方だと考えています
決して
「制御できなくなってから無理やり連れて行く隔離部屋」
ではない、ということを伝えたいです
私にも「マイカームダウンスペース」があります
私は自分だけの空間や自分だけの時間が絶対に必要な人間です
1日のうち、どこかで自分だけの時間がないと、
目に見えてストレスが掛かります
かかったストレスは耳の痛みや聴覚の過敏に出ることが多いので、
できるだけそうならないようにしたいのですが
現実はそんなに上手くいきません
仕事中も例外ではないので、
「これ以上はヤバいな」と思うことがあれば
マイカームダウンスペースに避難することがあります
特に聴覚に対して刺激を減らしたいので
・車の中
・施設の裏
・用具倉庫
など、ちょっと移動して静かに気持ちを落ち着ける場所がいくつか確保してあります
カームダウンスペースのためのスペースづくりや、私が実践しているちょっとしたアイデアなどは、その②として記事にしたいと思います
それでは今日はこの辺で
ありがとうございました
また会う日まで
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