【福祉note】『たかさんと私』#34 ゴールの向こう側を目指す
突然の入院から約1ヶ月半、この頃になると「退院」に関する話題が増えてきました。
ご家族さんの献身的なケアと、たかさんの頑張りで、少しずつ光が差し込んできた時期です。
もちろん手放しでは喜べません。それと同時にクリアしなければならない課題もたくさんありました。
あくまでも、怪我の治療が終わったのであって、今まで通りの生活ができるようになったわけではなかったからです。
この現実を噛みしめるたびに、胸の奥が苦しくなって、泣きそうになっていました。ですが、自分のやるべきことを考え、向き合うことをたかさんから教わった今の私は無敵です。
たかさんが自宅へ戻った時の、生活面での危険箇所の洗い出しや、歩行に適した靴選びは、リハビリ担当のセガワ先生に助言をお願いしました。
「実は、僕も気になっていたんです。」
セガワ先生は、リハビリスケジュールの合間を縫って、たかさんの自宅を見に来てくれることになりました。
たかさんと一緒に自宅に行き、生活動線などをチェックした上で、危険箇所の洗い出しを行い、さらに普段履く靴を選んで買ってくる。というミッションがスタートしました。
たかさんの一時帰宅。一話では書ききれないエピソードがまだまだあります。
たかさんと私が奏でる【福祉の音】はまだまだ続きます。
「マスター、向こうにいるじゃんけん弱そうな顔した客に一杯」くらいの軽いノリでサポートしてもらえたら嬉しいです🌈「福祉の本を買う(知的に充実)」「シュークリームを買う(精神的に充実)」など、より良い記事を書くために使わせていただきます🍀