世の中捨てたもんじゃないなと思った話
どうも! けんですか?
はい、けんです😀
今日は、昨日の仕事中にあった出来事を書いてみようと思います
帰りの送迎中
昨日は、ハイエースの送迎担当でした。
介助員さんと、5名のご利用者さんが乗車して、順番に降車してもらいます
いつもどおりの時間に、いつもどおりのルートを走っていました。
今日書きたい出来事は、あるご利用者さん宅から、次のご利用者さんのお宅までの移動中に起こりました
交差点の真ん中で
信じてもらえないかもしれませんが、住宅地を抜けて、目的地に向かっている途中、近づいてみると、小学校低学年くらいの男の子が交差点の真ん中で座り込んでいました。
あまりにもキケンな状況だったので、ハザードを点灯して男の子に近づきました
外傷等はなく、レゴブロックのようなものを組み立てていました。
直感で「少し支援が必要なタイプの子だな」と判断し、交差点から移動してくれるように声をかけるために近づきました
私よりわずかに先に
自転車に乗った女子高校生が、自転車を止めて降りてきて、声をかけに来てくれました
しゃがんで目線を合わせ、
「何をしているの?」
「ここは道の真ん中だから危ないよ。こっちにいこうか」
「今からどこに行くの?」
これ以上ないくらい完璧な対応です。
急に声をかけてびっくりして走り出してしまう可能性をケアしつつ、今置かれた状況を伝え、何をしたら良いかという道筋を示し、どのような経緯でここに来たのかという手がかりを探ろうとする
知っててやってるならすごいことですし、知らずにやってるならすごいことです。
座り込んでいた少年は、遊びに行く途中でレゴブロックを落としてしまい、バラバラになってしまったのが気になって仕方なかったようです。
送迎車に乗せていたビニール袋を渡し、ブロックを入れてあげると落ち着いたようで、手を降って目的地と思われる方向へ走っていきました
女子高校生も、最後まで様子を見届けてくれていたので、お礼を言って私達も送迎を再開しました
素通りすることもできたのに、立ち止まってくれた彼女の優しさに、まだまだ世の中捨てたもんじゃないなと思った出来事でした