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【福祉note】『たかさんと私』#0 まえがき

家族が寝静まってから日付が変わる少し手前までの時間、パソコンに向かって『たかさんと私』を書きながら、時折涙を流す私の姿はどのように写っているでしょう。

誤解のないように断っておきますが、たかさんは今も元気です。障害のある人が通う施設を利用していて、半年に1回くらい遊びに行きます。会話のような独り言のような言葉を交わしながら、一緒にゆらゆらして過ごす時間が心地良いです。

最初は自分のためだけに書くつもりでした。でも、日に日に「『たかさんと私』を読んで、たかさんを好きになってもらいたい」という気持ちが強くなってきました。

だからといって、楽しくなかった出来事から目をそらすこともしたくありません。
福祉の仕事をやめようと思ったことも、
自分で自分の人生に幕を閉じようかと考えた瞬間があったことも、
いつか笑い話に変えられるように、
私の持てる全ての言葉の中から、最も優しい言葉を選んで綴ろうと決めました。

掲載にあたり、自分の気持ちを伝えることが苦手なたかさんに代わって、背中を押してくださったお母様に、厚く御礼を申し上げます。

たかさんと私が歩んできた足音が【福祉の音】となって、あなたの心にほっこり優しいメロディを奏でますように。

けん

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