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常同行動って何? 【後編】
どうも! けんです😀
今日は昨日の続きです
↓昨日の記事はこちら
後編では、ご利用者さんの常同行動とどう向き合っていくかについて書いてみます。
「否定しない」
その場で何度もジャンプしたり、椅子に勢いよく座る行動を繰り返したり、同じ場所を往復したり。常同行動の種類は様々です。
これらは本人にとって意味のある大切な行動ですが、時には周囲が「気になる」「ちょっと困る」と感じてしまうこともあります。
いくら落ち着くためとは言え、ずっと机を叩く音が続いたり、床が軋むほどの力で飛び跳ね続けると、さすがに集中できなかったり驚いたりすることもあります。
まさに「じゃあ、どうしたらいいのよ」という状況です。
ここで大切なのは 「否定しないこと」 です。
常同行動は、本人が安心したり、気持ちを落ち着かせたりするための方法です。それを闇雲に禁止してしまうと、逆に不安が強くなってしまうこともあるからです
私の対応
ケースバイケースですが、私の対応をいくつかご紹介します。
①危険がなければ、周囲に理解を求める
感じ方は人それぞれであるという前提で、「多少気になるかもしれないが、本人にとって必要な行動」であることを伝えるようにしています。
危険かどうかの判断基準もそれぞれなので、相手の話を聞くことが大事だなと感じています。
②できる範囲で環境を整える
足音が大きい場合は防音マットを敷いたり、体を揺らした時の椅子の音が気になる場合は、椅子の種類を変えるなど、周囲への影響を和らげるための環境整備をすることもあります。
あるいは、その行動をしなくても安心できる場所を勧めるというのもアイデアの1つです。
③代わりの行動を伝える
ちょっと難しい話になってしまいますが、今ある行動を「同じ機能を持った別の行動」に置き換えていくという支援方法があります。
「大ジャンプ禁止」ではなく、「他に落ち着ける行動を探してみましょう」というスタンスです。
すぐには効果がないかもしれませんが、少しずつできることを増やしていければ大丈夫だと考えています。
ある程度の集団生活だからこそ
誰か1人が我慢するのではなく、どうやったらみんなが心地よく過ごせるかを考えることが大切です。
目に見えないほどの小さな工夫の積み重ねで、本人も周囲も安心して過ごせる環境が作られるということを常に意識しています。
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