【福祉note】『たかさんと私』#20 手をたたいて笑う
リハビリ再開の目処が立たず、1日の大半をベッドに横になって過ごすたかさん。
ある日、ふと「ぞうさんのあくび」と話してくれました。
どこかで聴いたことのある単語、普段は仕事のことをあまり話さない私ですが、この日は帰ってから嫁さんにそれとなく話してみました。
「弘道お兄さんの前の体操のお兄さんのコーナーだね」
と即答する嫁さん。そう言えば、「弘道お兄さん」も会話の中で出てきたことがあります。
そのことも伝えると、「じゃあ、これを持っていったら?」
と言って、DVDプレーヤーと「おかあさんといっしょ、50周年記念コンサート」のDVDを渡してくれました。
聞けば、そのDVDの中にたかさんが言っていた体操や、弘道お兄さんが出てくるとのこと。
実は嫁さん、「おかあさんといっしょ」のだいすけお兄さんの大ファンで、その熱量は出演するDVDを全巻コンプするほどです。
翌日、嫁さんから預かったDVDを再生すると、たかさんが声を出して笑いだしました。
「たかさんってこんなにも笑うんだ」
驚きと感動でしばらく声を失う私…。
それ以来、「おかあさんといっしょ」のDVD鑑賞は、たかさんのお気に入りになりました。
リハビリ再開までの道筋についてもお話していきましょう。
たかさんと私が奏でる【福祉の音】はまだまだ続きます。
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