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【福祉note】『たかさんと私』#25 いざ! リハビリ室へ! ・後編

化膿性膝関節炎のため、リハビリを中断していたたかさんですが、ついにリハビリを再開する日が来ました。

担当してくださっているセガワ先生とともにリハビリ室へ移動するたかさん。少し前まで膝にチューブを入れていたとは思えないほど、表情はとても穏やかです。

そんな中、異様に緊張している人物が1人。
はい、私です。

「たかさん、ちゃんと歩けるかな。」
「痛くないだろうか。」
「リハビリのやり方は覚えてくれているでしょうか。」

いや、一回落ち着け私…。
ほら、リハビリ室着いたから。

セガワ先生は、たかさんの傷の具合を確認し、
「今日は歩行器ではなく、平行棒を使って歩いてみましょう」
と提案されました。

2週間以上寝たきりだったたかさん。
平行棒を持って立ち上がり、そこから手を話して数歩進むことができました。

歩けた!
たかさんは歩くことを忘れていなかった!

「今日はここで終わりにしますが、しっかり歩けています。」

セガワ先生の言葉を聴きながら、私の全身を感動が駆け巡っていました。その感動たるや、夕方お母さんとバトンタッチする時に報告しながら泣いてしまうほどでした。


リハビリ再開前後の、たかさんとのやり取りを、もう少しお話していきましょう。
たかさんと私が奏でる【福祉の音】はまだまだ続きます。


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