問題の本質を見抜く力
文章を書く力がなさ過ぎる
少し前にある会議で事故報告書の手直しが多すぎて提出が遅いとの指摘が挙がった。下手をすると事故発生から報告書が施設長までに挙がるのに2ヶ月もかかっていることがあるらしい(少しオーバーな人なので真実かは分かりませんが、遅いことにはかわりはないです)。
「内容が伝わらない」「何が言いたいのかわからない」と言われました。この件についてリーダー間での話し合いを設けました。
この問題の本質はなんでしょうか
この話をふられ、リーダー間で、どうやったら文章力をつけさせることができるのかを話し合いました。
本を読ませる、うまく書けている事故報告書を参考に書く練習をさせる。そんな案が出ていました。「文章を上手く書けるようにするのは難しい」と最終的にこんな言葉が出ます。
もちろん、文章がうまく書けるようになれば、出し戻しがなくなりスムーズに報告書が回るのでしょうが、この問題の本質はなんでしょうか?文章がうまく書けることでしょうか?
違います。では、事故報告書を早く出すことでしょうか?それも違います(もちろん、できる限り早く提出してほしいですので間違いでもないですけど本質ではないということ)。
"この事故報告書が共有され、同様の事故を二度と起こさないようにすること"です。
そのために早く提出し、そのために文章力が必要ということです。この本質が無視されては、同じことの繰り返しになります。
検討内容が変わる
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