令和のワーママ事情?変わりつつある女と男と子育て。
最近、両親遠方で共働き夫妻の夫側の育休経験を聞く機会があって「時代は変わったなぁ」と感じた。
たった1人のサンプルではあるものの、確実に、この夫婦のような形はスタンダードに近づいていくのではないかと思えたのである。
ふと思うと、7歳の子どもを見ていても今の子育ては私の子ども時代のそれとかなり違うし、共働き親の働き方も全然違っていると気づく。
こちらで簡単にまとめてみたい。
令和のパパ
私の夫も上の子が生まれたとき1ヶ月育児休業を取ってくれた。それが時代の最先端と思っていたが所詮、平成である。
先日聞いた令和版パパは、育休中になんと夜泣き対応含めてママと半々で対応していたのである。完全にママと交代ができる。
有給の配偶者の出産育児休暇と、新設の出生児育児休業(通称産後パパ育休)と、育児休業の全てを駆使して夫婦で子育てにあたっているということだった。
さらに、ママの育休からの復帰時点で育児休業を取得しママの復帰を数ヶ月単位でサポートすると言う。
これはママにはありがたい事この上ない。
保育園に入った子は半年くらいは病気を繰り返し、親は仕事どころではない。多くの場合、ママが仕事を調整したり、実母や義母に頭を下げてこの期間を乗り切る。
大概、保育園に子どもを預けママが職場に復帰後から母親の負担が大きすぎ歪みが生まれていくものと思っていたが、それもまた令和では夫婦で痛みを分けるのかもしれない。
今、本音と建前が乖離する職場で引き裂かれそうなパパたちも陽の目を見る日も近いかも?
令和のママ
いつからだろうか、「男性並みに働くキャリアウーマン」は流行っていない印象を受ける。
代わりに「新しいビジネスリーダーの姿」が出てきている気がする。
新しい女性のリーダー像は、肩肘張っていない。肩の力が抜けている、というのだろうか、抜け感がある。
歯を食いしばったり男性流に強くなろうともせず、「子育ては全部アウトソース」みたいに仕事に全振りするのでなくかといって、何一つ諦めないと全てを抱えて「闘う」イメージでもない。
どちらかというと、弱い部分やできない部分を認めつつ、周囲の人たちの助けを上手に受けながらそうした環境に感謝しつつ、諦めるところは諦めながら、探りながら歩んでいくような等身大のリーダーが好まれているように思う。
私が社会人になった頃のワーママ代表と言えば、なんと言っても勝間和代さんである。
ワーママの活躍と言えば勝間和代さんのようなスーパーウーマンやそれに類する「選ばれし者」がアイコンだった。男性をもゆうに凌駕する女性たちである。
ところが、時代は進み、働く女性の裾野が広がりもっと身近に感じられるワーママ像が必要になったのかもしれない。
確かに、そうでなければ管理職の女性比率3割は遠き夢のままである。
令和の共働き夫婦のキャリア
在宅勤務やフリーランス、副業(複業)が普及してきたためか、令和夫婦は働き方のチョイスが以前より柔軟になってきているかもしれない。
男性育休制度もまたそれを後押ししているとは思うが、時短制度を使う男性は少ない。
そんな中、近年よく見るのは「時短でハイキャリア」「育児をしたい人のための転職」といった転職エージェントの宣伝である。
ホワイト企業をさらに進化させた、子育てをしてもキャリアの発展を後押しすることをうたった企業や求人が求められているということか。
夫婦共に働き方のバリエーションが広がるのは良いと思う。
令和の子育て
これについてはここに書ききれるだけの技量も知識もないので簡単に留めるけど、昔と違うのは親の責務が重いのでは?ということ。
教育の機会は充実しているが私立学校に行く人も増えるし塾も選択肢が多くなる。到底、子どもだけで選択し尽くすことはできない。
ほっておけば子どもが大きくなる時代は終わった、と少なくとも東京ではそうじゃないかと思う。
どの学校、塾に入れるかの選択、スケジュール管理、子どもの進み具合のチェックやフォローもある。既に、学校の宿題も親の宿題みたいなものだ(丸つけや親による確認表のチェック)。
学校では何かあるとすぐに、お子さんは発達障害では?と時に過剰に、時に親身にサポート体制が敷かれる。よいことも微妙なこともあるけれど、親はより複雑に繊細に子どもをみていくことになる。不登校や行き渋りはどこにでもあるメジャーな課題になる。
つまり、学校の先生以外に、多くの人たちや専門家と良好な関係を築き子育てをしていくことになる。
子どもが問題を起こしたり問題に巻き込まれた時に親が頭を下げたり話した時代は終わり、それらに加えてSNSにいる見えない当事者や、よく読めない子どもの気持ちなどと向き合う時代。
親がしてきてよかったことを子どもに教えても、もう常識が変わり、通用しない時代。
難しい…親の役割とは?(今更それか?!)
我が子を見ていると、親も子と共に学び子どもの未来を一緒に見据えないと、「親には何を話しても無駄」となり、子どもの人生で何も意味のない存在になるかもという恐怖すらある。AIになんでも教えてもらえるし、価値観も多様化しているから、親の方が視野が狭くなるかもしれない。
令和のワーママ、ワーパパはどう働くかとどう子育てするかを常にアップデートしていくのだろうな、と思う。
まとまらないまとめ
とっ散らかってしまったけど、親になって7年とそう長くないようでいて移り行く時代を感じずにはいられない。
職場でも自分より年下の人がだいぶ多くなって、今後ますますそうなっていく。
新しい令和の共働きと子どもたちの景色が明るいものになるように私もアップデートしていきたい。
まずは…
楽しく仕事して楽しくおうちで過ごそうかなと…子どもたちにも仕事にも愛を注ぎたい。(あくまで願望)
相変わらず模索中。