子育て日記。仕事のできるおじさんが、やがてじぃじになって、園児を保育園に送ってきたら。
?!?!
朝の保育園の門で、行き交う保護者と挨拶を交わすいつもの光景に何やら違和感が…
その違和感の正体は、朝はパパが多数派な保育園でさえも珍しいじぃじによる送り。
しかも、そのじぃじは、笑顔が最高に爽やかだったのである。
男の子と門から入り、慣れた風にインターホンを押し「おはようございます、〇〇組の××です」と喋っている。
ドアが開くと「△△くん、入れる?」と男の子を促しているのだが、そのやりとりが自然で滑らか。
おぉ!
こんなに爽やかに朝の挨拶ができる大人を久しぶりに見かけた気がした私は、しばらくそのじぃじを目で追ってしまった。
ふと思い起こしたのは、長年企業戦士として働き子育てを妻任せにしてきたおじいちゃんが定年後に保育士になられたという話。
パパと子育ては繋がりつつある世の中ではあるけど、おじいちゃんと子育てはどうもまだ繋がらない。
しかし、子どもに夢中になり、子どもと目と目を合わせて通じ合えるじぃじは存在している。
下の子の妊娠期間と育休中に、毎日上の子を保育園にバスで連れて行っていた(妊娠前はチャリだった)。同じバスに男の子の保育園の送りをしているじぃじが乗っていた。そのじぃじは、なんと帰りの迎えも担っていて、何度も近所で遭遇した。
頼れるじぃじ。いいなぁ。
私の父は、典型的昭和のサラリーマン。赤ちゃんは言うまでもなく、幼い子の子守りなどとても任せられそうになかった。なにせ、私と弟が幼かった頃「子どもが泣いてる」と母に言って終わりだったというのだから、任せるどころではない。
きっと、保育園で遭遇したじぃじは、仕事もできるじぃじなんだろうなと勝手に思う。
だって挨拶の仕方もプロフェッショナルだし、子どもと向き合う姿も、滑らかにこなされるルーチンもきびきびして無駄がない。きっと保育士さんから何か言われたら伝言もそつなくしてくれるのだろうと想像してしまう。
これからの世代の男性は、ぜひ、仕事もがんばりつつも、家庭でも存在感を示してほしいなぁ、なんて思ってしまう。
今は保育園バックの中身をママに整えてもらっていても、連絡帳をママに書いてもらっても、園で熱が高いと断られた時ママに託して仕事に行ってしまっても。それでもいいから、少しでもコミットを。
そして、ゆくゆくは、頼れるじぃじにぜひ、なってほしい。
とてもかっこいいから!
そして、私はどんなおばあちゃんになりたいだろう?なんてことも考えさせられる。
じぃじばぁば性別関係ないけど、私は、挨拶が爽やかで、お辞儀がきれいな人になりたいな。
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