配偶者の呼び方に困ってしまう
6月。子どもたちも幸い病気なく過ごして夫の出張ワンオペも月の半分こなした。
そこで、私の追い風が吹き、久々に!というか初めて?!気の置けない職場の仕事仲間の女性たちと総勢6名で日曜日ランチがかなった!
(母親が二児と夫を置いて休日家を空ける困難さへのツッコミは置いておいて…)
10年以上の付き合い、みんなそれぞれ、荒波を乗り越えて逞しくなってて感動してしまった。
このランチでひとつ興味深いことがあった。
私は他の方全員が参加出来る候補日に、上の子のイベントがあり、夫に相談して下の子を連れてイベントの送りをしてもらうよう(迎えは私が帰りに拾う)に、都合をつけた。私が参加できることを告げたら幹事がひとこと。
「旦那様との調整ありがとうございます」
えーっ!旦那様!?!?
そう、配偶者をなんと呼ぶのか問題の爆誕である。
旦那様って、夫という意味もあるけど、目上の男性、とか妾の主人みたいなイメージなのよ。
古くからよく聞く「ご主人」てのも、同様に、なんだかなあと思ってしまう。
「主人」って、使用人として支える主従関係の主ではないのだろうか?確かに、身を粉にして夫にあれこれ捧げているが、「指示命令系統」とか「主と従の関係」ではない。
他人の配偶者を呼ぶときの、旦那、旦那様、ご主人、ご主人、ご主人様、これはもやっとしてしまう。敬意を込めてるだけかもしれないけど、現実に合ってないような?
私が自ら夫を示すときは、夫と言う。けど、他人に対して「夫くん」とか「夫様」ってのは変だよな、と思う。
対等性を意識すると、「〇〇さんのパートナーは〜」みたいになる。
これはこれで少しスムーズではない気がする。結婚してないのかな?とか同性婚かな?とか、第三者に変な勘ぐりの余地を与えてしまうため。もちろん、結婚しないのも、同性婚も、それ自体はまったく問題視するものではないけど、区別してるような、ちょっと、わざわざそう呼ぶ感が、違和感にならないか心配になる。
じゃ、だからといって「〇〇さんの配偶者は〜」ってのも愛想がないし、使いづらい。
(自分で、配偶者が〜って言うのはいいけど、他人に使うには事務的な響きかな?)
世間の人は自分や相手の結婚相手をどう呼んでいるのか調べた記事があった。
これを見て私がいいなと思ったのは「おつれあい」だ。昔からあるけど、あまりメジャーではなかった。男女ともに使えるし、堅苦しくないし、パートナーほど今時過ぎないような?
主人や旦那様の対局にある女性の呼び名は、家内や女房だろうか?死語だろう。嫁ってのも、なんだか、「嫁に入る」「嫁をもらう」など、モノみたいなイメージで個人的にはあまり好きになれない。(愛称として、ヨメという呼称を愛している人はいそう)
6人でアラフォートークをしたときも、配偶者の話題はでてくるのだけど、普段から名前で「〇〇さん」と呼んでそれが定着している人は「〇〇さん」で通るのでそれが悩みなく一番いい気がした。
そうでない場合は、やはり「だんなさん」が一般的だ。「だんなさん、奥さん」は、日本で最も定着していそう、とイメージする。そういうもの、と思っちゃえばそれでいい。「おつれあい」とか言ってみても、耳慣れない人もいるかもしれないし。
(でも、自分が、他人に奥さま、とか呼れると、しっくりこなくて恥ずかしいのよ、なんで?)
配偶者をなんと呼ぶのか問題、スッキリしない。