子どもの素直さと親の価値観
こんにちは。
小山 千春です。
私たちって、誰かの話や物事を自分の色眼鏡を通して判断する。
それをこんなにも無意識でやっているんだ。と気付いたお話しです。
長女がお友達との話をしてくれた時のことです。
お友達のAちゃんと一緒にいた時にBちゃんの話になったそうで
長女:「AちゃんはBちゃんのことどう思う?」
Aちゃん:「Bちゃんはぽっちゃりしていて可愛いと思う」
と言っていたよ。と私たち夫婦に話してきました。
夫:「○○は、どう思うの?」
長女:「太ってるって思うよ」
っていう会話でした。
夫は長女の「太っている」っていう言葉がネガティブに聞こえたようで
「ぽっちゃりしている」と表現した方が優しさがある。
というような解釈でした。
私も最初はそう感じました。
でも第三者目線から冷静にその話を聞くと・・・
Aちゃんは「ぽっちゃりしていて可愛い」
長女は「太っている」
と、自分が思った意見をストレートに言葉にしただけで
そこに悪意は全くありません。
ましてや本人に直接言ったわけでもなく、ただ事実を述べただけです。
それを親が勝手に
「太ってるなんて言ったら可愛そう」
「そんなこと言ったら嫌われちゃうよ」
(とは言っていませんが)
こんなふうに思う必要は全くないですね。
夫も私も無意識にジャッジしてるんだなぁと気づきました。
Aちゃんが良くて、長女が悪いわけでもないです。
Bちゃんを傷つけるためでも、悪口でもなんでもなかったんです。
どうしても親になると、我が子が可愛いのは当たり前で
傷ついてほしくなくて
失敗してほしくなくて
嫌われてほしくなくて
親の価値観を押し付けてしまうときがあります。
もっと安心して子供を信じてあげて良いんだと思えました。
今回のを例にあげると
もしかしたらBちゃんの前で長女が
「Bちゃんって太ってるよね」って言うかもしれません。
そこでBちゃんが
ムスっとして怒るかもしれない
悲しくて涙を流すかもしれない
よく言われる!って笑うかもしれない
Bちゃんがどう感じるかは誰にもわからないことです。
仮に怒られたとして、そこで長女は初めて
「こういうことを言うと傷つく子もいるんだ」と気が付く事ができます。
だから親が色々判断して教える前に
自分で判断させる事、とても大事だと気づかされました。
誰だって傷つけたくないし傷つきたくないです。
でも生きている中で誰も傷つけないで生きるのは難しいでしょう。
親が教えてあげることはたくさんあるかもしれませんが
何を選んでも失敗するし、成功もします。
それを一つずつ学んでいくのが人生だから
親にそう言われたから・・・で選ぶのではなく
失敗しながらも自分で選択できる人生にしていってほしいですね。
最後まで読んでくださりありがとうございます。