保護者との距離感を詰めに行く
先日、来年度入学する園児を対象とした検診が行われました。
「小学校でお勉強するのが楽しみな人~??」
と聞くと、ほぼ全員が、
「はーい!!」
と答えました。ちなみに、毎年です。
反対に、6年生に「勉強が楽しみな人~?」
と聞くと、
(しーん)
ほぼ全員が手を挙げません…。
この6年間というブラックボックスの中で何が起こっているのか。その責任は重大だなと改めて感じました。
さて、今日は「保護者との距離感を詰めに行く」というお話をします。
以前にもお伝えしましたが、考動クラスをつくるためには、ご家庭の協力が欠かせません。
こちらの意図を明確に話したとしても、全てが児童に伝わるわけではありません。そのため、時には、
「学校で質問しても、先生が答えてくれない…」
といった悩みを家庭で打ち明ける児童もいます。
確かに、保護者の方の気持ちになれば、わが子がそんなことを言っていたら心配でたまりません。
私も、ここで何度も気持ちが折れそうになりました。
(どんなことでも、答えてあげた方が、教えてあげた方がいいのかな…)
と悩む時期もありました。
目先の一年だけを考えるならば、そこまで攻めた経営をする必要はありません。ですので、考動クラスは10年後に真価が問われる学級経営とも言えます。
児童が家庭で悩みを打ち明けたとき、
「それは、先生が自分で考える人に成長してほしいと思っているからでしょ?」
といったような温かい後押しがなければ、考動できる児童を育てることは難しいです。
そのため、私は「これでもかっ!」というくらい保護者の方とのコミュニケーションを大切にし、関係性作りに尽力していました。
具体的にしていたことは、
日頃からコミュニケーションを大切にしているからこそ信頼貯金がたまり、ここぞという時のお願い(クラス理念など)に納得してもらえると思っています。
とにかく大切なのは、学校だけの力で考動できる児童は育たない!と肝に銘じることです。
学校と家庭がサンドイッチのパンみたいに同じ方向を向いて児童を挟んであげることで、児童は2倍速で成長していくはずです。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。次回は、「誰を考動クラスの中心に据えるか」というお話をしていきます。
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