見出し画像

防災視察研修~自治会防災部に仲間入りしました~

先日7/6(土)に自治会の方々と
「視察研修」に行ってきました

研修場所は『広島市豪雨災害伝承館』

広島市安佐南区八木三丁目24番23号
にあります

2014年8月20日 午前3時ごろ
広島県安佐南区・安佐北区の「阿武山」が
広域に多数の土砂災害をもたらしました
深夜、未明の土砂災害は関連死を含め
77名のいのちが奪われました

あのつらい思いを子や孫たち、そして
すべての人々に二度と経験してほしくない。
またもし災害が起きても
犠牲者が一人も出てほしくない。
次世代にいのちをつなぐために・・・
あの災害を語り継ぎたい
防災・減災の想いをつなぎたい・・・

広島市豪雨災害伝承館HPより

その悲しみを繰り返さないため
あの苦しみを忘れないため
ひとりひとりが防災の意識をもち
いのちを守る行動をとってほしい

伝承館は
自然災害から自分たちを
どう守るか、ということを
考えていただくために設立されました

この日はとてもいい天気でした
この場所は流されたアパートが建っていた場所です
土砂崩れ後の団地の様子 2014年8月撮影
土砂崩れが起こる前の様子 2010年10月撮影

広島県は、山裾に団地が多く
土砂災害が起こりやすいんだそうです
また、地質も「まさ土」といって
花崗岩が風化してできる砂状の土壌で
粘性を残したまさ土は通気性・水はけが悪い、
失ったまさ土は通気性・通水性に富む、
という正反対の特徴をもっているそうです
状態によっては、締め固まりやすくもなるが
僅かな水でも流動しやすくもなる---

そのため、まさ土は特殊土壌として
指定されているとのこと

まさ土は斜面での安定性が
他の土質に比べて劣ることが挙げられ
これは外気にさらされる地表側が
温度変化や雨水によって風化が
進行していくと崩れやすくなるため
と記載されていました

高度経済成長以降、都市圏の拡大により
土地需要が高まり、全国的にその周辺の
丘陵・山岳で土地造成が始まったことから、
生活を営む地の直ぐ側にまさ土の
急傾斜斜面がある状況になった

これに大雨が降ると人的被害に及ぶ
土砂災害が発生しているというわけです

伝承館近くの「阿武山」から流出した土砂が広範囲にわたって被害を及ぼした
阿武山に造設された砂防ダムは30基

自然災害はいつ起こるかわかりません
私たち、ひとり一人ができること
それは「自分の命を守ること」です

今、防災は、「自助・共助(近助)」が主体
自助:自分や家族
共助:地域の自主防災会
近助:隣近所の声掛け
公助:警報

「公助」は、災害発生前には何もないのです

そして、命を守ったら
今度は「命をどうつなげるか」

ライフラインが途絶えた中で
生活をしていかなくてはなりません
食べること:非常食や簡単な調理法
排泄すること:簡易トイレ(人数分必要)
清潔を保つこと:感染症の蔓延予防

こういった防災の意識を
自分ごととしてみんながもつこと

たしかに、これまでの私は
どこかで災害のニュースを見ても
「対岸の火事」のように
捉えていたように思います

今回、自治会のメンバーとして
声をかけていただいたことで
気づくことができました

今夏、防災士になることを勧められました
私の頭がついていけるかわかりませんが
いただいた機会を無駄にしないよう
チャレンジしてみようと思います

私の本職はコチラ👇

ラジオもやってます👇


いいなと思ったら応援しよう!