苦しんでいる人は自分の苦しみをわかってくれる人がいるとうれしい
4月5日(4月12日は再放送)のラジオはひとり語り
私が、「こんな私でもいいんかも」と思えた、一般社団法人エンドオブライフケア協会の援助者養成基礎講座の中からお話しします
1.苦しいって?「苦しみ」とはなに?
みなさんは、どんな時「苦しい」って思いますか?
「苦しい」じゃなくても、「つらい」とか、「しんどい」とか。
涙が出そうな、そんな思いをしたことはありませんか?
「苦しみ」って何だと思います?
痛いことかな
息ができないことかな
そういう身体的なことだけじゃなく
胸が詰まるような思いをしたときとか
何もかもがうまくいかなくて行き詰まったときとか
誰にも自分の気持ちをわかってもらえないときとか
こころがモヤモヤして
表現しがたいこの気持ち・・・
これって「苦しい」って感じませんか
一般社団法人エンドオブライフケア協会では
苦しみを誰にでもわかりやすい言葉20文字以内で説明しています
みなさんには「こうだったいいのにな」という希望はありませんか
「こうしたいな」とか「~したい」、「~でありたい」そんな気持ち
だけど、それが叶わない現実もありますよね
希望が叶っていない現実はどんな気持ちですか?
悔しかったり、悲しかったり、つらかったり・・・
それで、
苦しみは希望と現実の開きである
と説明されています
2.苦しいときはどうしてる?
みなさんはご自分が苦しいって思っているときどうしていますか?
誰かに相談する
ひとりで抱え込む
楽しいと思えることをして紛らわせる
苦しいことは忘れる(ように努力する)
きっと、いろんな手段がありますね
私は一度傷つくと割りと引きずるほうなので
忘れようとしてもできないし
何かで紛らわせることができたとしても
何かの拍子に思い出してまた考え込みます
誰かに話したとしても、吹っ切れないこともしばしば・・・
なんで苦しいままなんだろう
なんで話しても楽にならないんだろう
それはきっと、自分の苦しみを誰にもわかってもらえないから
3.苦しんでいる人は自分の苦しみをわかってくれる人がいるとうれしい
そうなんです
わかってもらえると何だかスッキリ✨するんです
でも、他人の苦しみをわかる人なんているんでしょうか?
じゃ、逆に
「あー、わかってくれたー‼」と感じるのはどんなときですか
わかってくれる人って、どんな人のことをいうんでしょうね?
この問いに、人生の最終段階を迎えた人たちとの関りから学び得たことを
一冊にまとめられた書籍を紹介します
医学的な知識がなくても、専門家でなくても、「わかってくれる人」
になれる可能性はあるんです
そう
私にも
4.わかってくれる人になるためにできること
みなさんが、「あー。わかってくれた‼」と感じたとき
相手はどんな態度だったのでしょう?
どうしてわかってくれたと思えたんでしょう?
カギはそこなんだと思います
「わかってくれた」そう思わせてくれた相手の態度
それが、「わかってくれる人」になるためのヒントだと思います
人のことをわかろうとするには、その人の話を聞いてみないと始まりませんね
どんなことで悩んでいるのか
何を苦しいと思っているのか
どうしたいと思っているのか
聞かなきゃわかりませんよね
そこで、「聞き方」が重要になってきます
自分の聞きたいことばかりを聞くのではなく
相手が話していることを「きく」んですね
話の聞き方には「反復」という技法があります
相手が発したメッセージを受け止め言葉にして返します
例えば
「昨日の夜は眠れなかったんだ」
と相手が言ったとします
反復は、相手のメッセージを言葉にして返すわけですから
「昨日の夜は眠れなかったんだね」
と、メッセージを受け止めたよ、そうだったんだねと共感します
相手の言葉の語尾に「ね」とか「だね」をつけて相手に返します
でも、目線はスマホの画面見てる・・・じゃ
相手はわかってくれた、とは感じないと思います
やっぱり、気持ちは相手のこころに寄せて
相手の気持ちを汲む姿勢は大切にしたいですね
相手の話をただ「聞く」のではなく、「聴く」んです
「聴く」の文字には、耳だけじゃなく目も心もありますね
相手を見ながら、こころを寄り添わせながら、耳で「聴く」
ここがとても大切なんです
詳しくはラジオでお話ししています。
ラジオも聴いてみてくださいね
ゆめのたね放送局 ブルーチャンネル
金曜日19:30~20:00
今日もあなたとSono con te
ラジオ音源はコチラ👇
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