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浦添市役所前のレベチなベーカリー【mills】

確かな舌を持つ男(自称)、ウムツです。(自己紹介
鋭敏な味覚と嗅覚で、美味い店を詳細レビュー。

『mills by TruffleBAKERY』

2023年、浦添市役所前にオープン。愛称はミルズ。(インスタに動画載せたよ!
市役所通りは賑わう分、通勤渋滞も凄いから難しい立地。頑張ってほしい。

ドデカQRコードに、時代を感じざるを得ない。
朝7:30からオープン。開店したてから賑わう。

外装からして、格調高いのがわかる。ニヒルな言い方だと、いわゆる「意識高い系ベーカリー」。洒落ていると取るか、入りづらいと取るか。客層を厳選してる感じ。

独創的な形状と陳列

最大の特徴は、オサレ店内。

陳列の真後ろ(写真手前側)は、焼き台と製パン厨房になっており、「すぐそこ」で作っているライブ感。ほとんど丸見えなんだけど、その分清潔に作業するかなり強い意識を感じられた。洗い物とか全く散らかっていなかったですね。

格別の美味しいパンが並ぶが、値段もそれなり。

平均して、一個300円前後。各社スーパーの惣菜パンとは決して比べてぬように笑
斜め切りのクロックムッシュとか、キューブのデニッシュとか、パンの形状にも凝っている。これはパン屋というより、さながらAppleショップ笑
主たるターゲットは、市役所職員か、浦添マダムでしょうか。

手提げや包装がオシャレだと、買ってきた時ワクワクするよね。(これ見よがしiPad)

購入した商品4点を詳細レビュー

折角なので、味の薄いものから順にいただきます。(価格は最後に提示。)

No.①「湯種バゲット」

上手に切ってくれるので、カットサービス推奨。

入って一番手前に陳列してある、スタンダード商品。長いままでも美味そうだったけど、カット頼んだ。
第一印象は、外側のクリスピーな感触と焦げ目の香ばしさ。
口が痛くなる硬さではないが、十分な歯応えで絶妙なバランス。相当な試行をしたのかも。
中の白い部分は引きが良くてもっちりだけど、水分が豊かな印象で口溶けが良い。トーストしても美味いかもしれないが、元々のポテンシャルがかなり高い感じがするから是非このままで。

スルッと溶ける感じの喉越し。うまい。


強いて言えば、素材を絞って作っているのか、味や香りに大きな特徴はない。が、確かなクオリティの普通に上品なバゲットって感じ。
このパンに成城石井の生ハムとか乗せたら、めちゃくちゃ美味いんだろうね。一本300円は正直コスパ良いかも。

No.②「塩トリュフパン」

なんたって店名が「TruffleBAKERY」。THE、看板商品。

粒塩が掛かっていて、粋だね。しょっぱうまい。


バゲットとはうって変わって、油たっぷりな印象。指がテカテカです。サクっと、且つ柔らかく作ってあって、思ったより軽い。
でも、トリュフ塩をガツンと感じる、パンチのある味。塩っけ強め。子供の頃、おやつでこれ出されたらめちゃくちゃテンション上がっただろうな笑

中までしっかりバター。何か塗る、挟む、というより、これ一つで完結かも。

塩気とたっぷりのバターが最高なんだけど、おじさん的には、一個までかな
トリュフの芳醇な香りって満腹感を助長するよね。高級志向なんだけど、子供が喜びそうな庶民的な味でもある。おやつにしたら、夜まで腹減らんね。禁断のロールパン。

No.③「バジルスティック」

「ただいま焼き立てでーす」に釣られて買ったやつ。冷まして食べた。

袋開けたら、もうそこはピザ屋。

…うーん!これは一番好きな味かも!!
しっかりオリーブオイルの味がする。焼いた後、掛けてる?ってくらい。
セミドライトマトの焦げ目が最高だった。トマトの味が、濃い!

バジル×トマトは最強なのよ。

バジルペーストの塩気もちょうど良くて、さっぱりしてるんだけど、マルゲリータを食べているような充実感
複雑過ぎず、シンプルな材料による組み合わせの良さ。硬めの食感と、強めに焼いているのも良い。120点。笑

No.④「TOLOカレーパン」

オリジナルブランド?を商品名に掲げる、強気のパン。カレーパンってゴツい見た目が食欲そそるよね。

防御力高そうな見た目しとるわ。

ガリっとした食感を出すために、粗めのパンくずでコーティングしてある。…あれ?持ってビックリっ!風船のような弾力が!ぷにぷにと押し返される。
外側はしっかりゴツい歯ごたえなんだけど、生地はプリっとしており今にも破裂しそう。傾けると、中のカレーが流れるのがわかる。これは、凄いです。マジで。

触って感動、この見た目でぷるぷる。

カレーに接した内側部分は、ラザニアを思わせる食感。さらに…真ん中に、でっかい牛肉入ってた!!(口に入って気付いたから写真なし)←ドアホ

ここに、でかい肉が入ってやがったんだ。…頼む、信じてくれ!!

カレーペーストは中辛くらいで、確かにクミンシードとローリエ?系のハーブの風味を感じた。
玉ねぎとカレー粉が強く、人口膾炙したカレーパンの印象を残しつつも、サプライズと高級感に溢れた逸品。良い仕事してますなぁー。

遠方から尋ねる価値、アリ

4品で、税込1282円。

4つも食えないと思うけど、良いランチの値段と考えれば妥当かな。

高いんだけど、値段に見合ったクオリティ。むしろ味の違いがわかる人間にはお得かも。
その他、「生ドーナツ」や「クリームパン」などの菓子系も豊富に取り揃えていたので、機会があれば再レビューしたいと思います。

浦添、那覇、宜野湾を中心に美味い店をレビューしていく予定です。

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