Case1:憤慨する女A
※コミュニケーション上で、自分自身(あおまる)が、上手く対応できなかった状況・物事について、職場や登場人物等を含め、すべて架空の設定に当てはめ、理解・対応を検討しようと考えています。認知行動療法・7つのコラム法を参考にしながら、記載するように努めています。
【職場設定】
A社:主に食品倉庫の(在庫)管理を行う会社。食品の配達をB社に委託している。土日祝は休み。
B社:A社から食品の配達、配達前の数量チェックを委託されている。
【登場人物/キャラクター情報】
あおまる/30代後半、A社の正社員、勤続3年目(異業種からの転職)、対応が難しいとき等、閉口してしまう傾向あり。
女A/60代前半、A社の再雇用職員(フルタイム)、勤続30年以上、在庫管理のリーダー、自身のミスは軽い謝罪で済ませ、他人のミスは、その大小に関わらず強く非難する傾向あり。
女B/50代前半、A社のパート職員、勤続15年以上、女Aの前では女Aに同調するが、女Aが不在時は女Aをこき下ろす傾向あり。
男A/60代前半、B社の職員、勤続10年以上
【状況】
木曜日の午前中、男Aが、食品在庫数の確認のため、A社の事務所を訪れた。
男A:「すみません。りんごジュースですが、現在の在庫数では来週の月曜日配達分でなくなりそうです。次の入荷は、来週の火曜日となっており、火曜日の配達分が不足します。そのため、入荷日を月曜日に変更してもらえたら、と思うのですが…。」
女A:「分かりました。確認します。」
男Aが事務所を退出。
女A:「先に、先に、と在庫も確認して、発注しているんだから、間違っているはずないのに!何度も何度も、本当にうるさい!!男Aは数量チェックしかしていないんじゃないの!!!」
大きな呟きをしながら、確認作業を行う、女A。
女A:「ほら、やっぱり!(りんごジュースは)火曜日分もあるじゃない!!男Aに言ってくる!!!」
事務所の外で、りんごジュースの在庫について、女Aが男Aに”強い口調”で伝えている。その後、高揚した気持ちとともに、事務所に戻ってきた女A。
女A:「今日は木曜日で、来週の月曜だか火曜だかの、在庫について話してくるの、本当にどうにかしてほしい!!!〇△★◇…!!!!!」
女B:「本当にね。男Aは、無駄にこだわりがあるもんね。誰にも数量チェックさせないじゃん?」
女A:「〇△★◇…!!!!!」
あおまる:閉口。
【あおまるの気分】
困惑 100%
不安 80%
恐怖 60%
【あおまるの思考】 〇:ホットな思考
〇なぜ、女Aが憤慨(?)しているのか分からない。(100%)
女Aに相談したら、同様の対応(あおまるにとっては恐怖)をされるかもしれない。(80%)
【思考の根拠】
女Aは「何度も何度も」と言うが、少なくとも、男Aが、毎日、在庫の問い合わせに来ることはない。月1・2回あるかないか、ではなかろうか。
男Aが、来週の月曜・火曜の在庫を、今(木曜日)に聞いた理由は、①A社が土日に休みであること、②業者への追加発注は、金曜日では遅い可能性がある、ことを考慮したのではないかと考える。
確認をして、問題がなければ、「問題なくて、良かったね。」で済むことではないかと考える。相談をしただけで、そのように憤慨(?)されては、怖くて、相談もしづらくなるのでは?
【思考の反証】
そもそも、女Aは憤慨(?)しておらず、女Aにとって、”通常通り”の対応だったのかもしれない。女Aは、男Aに対し、いつも同様の反応・対応をしている。(今回が、初めてではない)
女Aは、男Aの話し方に、トゲがあるように感じたのかもしれない。
【今、考えられる理解・対応など】 2024年7月時点
「何度も何度も」の感覚が、人によって、違う。月に1回でも、毎月、同様のことを言われたら、何度も何度もと感じる方がいる。→女Aは、ほぼ毎回、男Aからの数量確認・調整の依頼に、憤慨(?)している。確かに、月1回であっても、「女Aは、”何度も何度も”、同じことで憤慨(?)しているなあ…」と、思うかもしれない。
勤続30年以上、同様の仕事を続けてきていたら、自分自身の仕事へのプライドを持ち合わせている(と想像する)。女Aと比較して、経験年数の浅い方より指摘等を受けることは、とても辛いことかもしれない。「私は間違えていない!」と反射的に言ってしまうかもしれない。
「追加の発注をする必要がなくて、良かったですね。」と、物事の良かった面について、発言すれば良かったかもしれない。
【気分の変化】
困惑 80%
不安 50%
恐怖 40%
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