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日詩20241128『把手修理』

結婚当初から妻が使っている
ティファールの把手が最近調子が悪い
時々把手が外れなくなる
「把手が取れるティファール」なのに
取れないのは色々不都合なので
朝のクソ忙しい筈の時間に
数年前にやった分解清掃を今再び試みる
側面のシャフト穴からピックを突っ込んで
ハンドルを留めているピンを抜いて
把手の分解にかかってしまった
バラした証拠写真をUPしたが
原因としては基部のニードルベアリングに
水分が入って錆びて動きが渋くなったこと
ラッチの開閉に関わるバネが緩くなったこと
だと思われる
錆を無水アルコールとウエットティシュで
出来るだけ綺麗に拭いて付着した錆を落とす
ベアリング自体は幸い腐食してはいないようだ
バネは塑性域まで捩じってやや強くした
スライド部分も付着した錆を落とす
大半の部品はステンレスか樹脂製なので
自らは錆びないが
ラッチの基部辺りに1個だけ鉄製の枠みたいなのがあり
ここから錆が出て摺動部にこびりつき
それで動きが悪くなるようだ
錆止めと潤滑剤で悩んだが
軽質の油では料理の最中に滲んだりしたら困る
考えた末 サンハヤトのコンタクトグリースを
ごく薄く塗り広げて錆止めの油膜をつけようと考えた
組み立てで格闘15分
どうにか直って
把手を妻に見せびらかしてから
仕事へ向かうべく家を出た
こんな事 書いて一体何になるんだと
読者の皆様はお思いになると思うが
私としては何か
気を逸らしたい事があるからなんだと思う
ナミダで文字が滲んでいたなら
分かって下さい
知るか
 

2024/11/28 大村浩一

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