日詩20241026『軸を切る』
今日の詩は再生補修さんへ
母の死後 遺物の書類の山で
さらに酷くなった部屋の惨状を何とかすべく片づけ
ジャンク部品入れを小さくしようとしたら
コトブキ工芸社の金魚ポンプの
摩滅したシャフト およびほぼ同寸の金属丸棒が出てきた
ノギスで測ると直径はほぼ同じ2.2mm
長さは元が57mmなのに対し4mmほど長い
以前に摩耗でガタが広がり
ローターがケーシングに当たって不動となり
新しい600円ほどのローターと交換してみたのだが
6月頃の清掃で早くもシャフトの摩耗が見つかった
上下を入れ替えてとりあえず事なきを得たのだが
いずれ駄目になるのは分かっている
それに備えて予備のシャフトを作るのだ
写真上側がその若干長いシャフト
万力で咥えて
まず目立てヤスリで浅く溝を入れ
糸鋸に50歯0番の刃をつけて切ってみるが
焼き入れ加工か何かでやたら硬く
通常は糸鋸なんぞで切るような代物ではなさそうだ
それでも一応少しずつ切れ込んでいくので
歯を2本ほど折りつつ何とか切ったが
測ってみるとまだ1mmほど長い
クッソと思いつつ まだかろうじて糸鋸が入るので
もう一度切ってみる
寸法通りに切るというのは難しい
切り過ぎを恐れて手前にしてしまうと
こういう羽目になる
金属加工は大体ヤスリで追い込めるからまだ良いが
紙電車工作では切り足そうとすると
切れ目がほつれたり蛇行したりで時々酷い事になる
一発で寸法ちょうどを出せるかが練度の差となる
もう一本糸鋸を犠牲にして
なんとか一周溝を切り
後は電工ペンチで切って
切り口は平ヤスリで綺麗にした
ノギスで測ると0.1mmほど
短くなってしまったと分かったが
ゴムブッシュで軸受に嵌める部分なので
まあ誤差の範囲だろう
およそ1時間以上も格闘
一体何してんのと妻にボヤかれる
そのあとだんだんに片づけを進め
段ボール箱二つ潰して今夜は終了
明日は午前に娘の中学の文化祭
午後には子供会のクリスマス会の打ち合わせがある
2024/10/26 大村浩一