一部有料【小学生の頃の不思議な話】挿し絵有り
小学生の頃の話なのだが、朝方夢をみた。
その夢は、部屋の窓から白いモヤモヤとした"人のようなもの"が入ってきて、寝ている私をしばらくじっと見て、その後押し入れの方に歩いて行ったという不思議な夢だった。
こっちを見ていたようだが、顔がみえたり表情が確認できたりはしなかった。
俯瞰というのか、寝ている私を私が見ている感じの光景だったからだ。
とにかく朝方の眩しさもあり、ただただ不思議な夢だなと思った。
そうこうしてる内に目覚ましが鳴り目が覚め、同じ部屋の二段ベッドの下段で寝ていた姉に、身仕度を整えながら『変な夢見たな~』と話をしたら、姉も『私も似たようなのみたよ』と返事が返ってきた。
「そんな事ある( ゚ 3゚)???」そう思ったが、その時は遅刻しそうだったためそこまで気にすることはなく、朝ごはんもそこそこに2人で急いで家を出た。
家の敷地を出るとすぐ坂道があり、下ったらすぐ大通りという場所に住んでいた。
この日も急いで坂道を下ろうと、いつも通り向かう先に目を向けた。
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