FF14は結局どうするべきだったのか? ネトゲにも寿命があるという話

FF14関連のSNSが荒れていますね…… ストーリーは続きますしグラフィックは完全に同じものを出すことは実質不可能ですから残念ながらこの先も荒れ続けるのでしょう……

では、どうすればよかったのでしょう?
これからここで言うことは社内の事情などは完全に知らない状態で、ただの素人がしかしそれなりにネトゲの末期を見てきた上で書くただの感想です
とはいえ意見というものは感想を集め昇華した上で完成するものだと思うので何らかの意味はあるかと思いここに残します

思うにFF14は暁月で終焉を倒し暁を解散してストーリーを終わりにするのがよかったのだと思われます
エンディングでは主要メンバーのその後を描写し、最後にヒカセンが旅立つ演出で終わらせておけばよかったのです
そしてFF17オンラインを発表してFF14はコンテンツを追加しつつストーリーは追加せずFF17までの時間稼ぎをするのが正しかったのです
もちろんこんなことを提案すればスクエニの上層部からはFF14は現在多くのユーザーがいるのだからそんなことは許さないと言われるでしょう
更にFF14プレイヤーからも14を終わらせて欲しくないor引継ぎしてほしいor終わるならもうプレイしない、等と言った意見が届けられると思います
しかしFF14が大人気だからこそ、最高に盛り上がってる時期だからこそ、これをすべきだったのだと考えます
なぜならFF14がこれだけ人気があり開発チームへの信頼があるこのタイミングならばFF17が出た場合必ず触れてもらえるからです
FF14から人気が失われて開発チームとユーザーとの信頼関係が無くなってからFF17を出しますよ! と言われてもあのチームが作るならどうせダメだろう、となる危険があるからです

少し話がそれますが、まったく別の会社の別のネトゲでファンタシースターオンライン2、通称PSO2というものがあります
この作品は一時期国内で最も人口の多いネトゲになったこともありますし、FF14とのコラボもしたことがあるのでご存じの方も多いと思われます
この作品はとても珍しいことをしました、PSO2が終了する際に超大型のアップデートを行いPSO2NGS(ニュージェネシス)としてPSO2に続編を付け足す形でサービスを継続したのです
これはとても斬新な試みでした、グラフィックはFF14の第一次グラフィックスアップデートとは比較にならないほど綺麗なものにされました
そしてストーリーやフィールドなどはすべて新規に作られゲーム性も一新されました
しかしそれでいてPSO2の時に持っていた様々なアイテムなどは引継ぎされ、ネトゲでのゲームデータ引継ぎという誰もが想像したことはあるだろうが恐らくは今までに一度も起きたことのない現象が起きたわけです

その結果どうなったのか?
結論からいうとネトゲにあるサービス終了直前の末期感、その雰囲気も大きく受け継いでしまっていました
実質新作のはずなのにプレイヤー達の会話にもコンテンツにもどこか新鮮味がないのです
そればかりか開発もそうなのかどうにもやる気の感じられないアップデートが繰り返されあっという間に人は減っていきました
PSO2のストーリーは黄金のレガシーと比べてもあまりにも出来が悪く、その設定まで受け継いでしまったという点もありましたがそれにしても新作とは思えないほどの末期感が、空気が漂っていました……

失礼、少しにしては話がそれすぎました
例えとしてPSO2を出しましたが思うにネトゲというものにも寿命があるのです
FF14は色々と頑張ってきました、スキル回しという戦闘スタイル、俯瞰視点での戦闘、ゲームの仕様による出来ること出来ないこと……
こういった縛りがある上で戦闘のギミックを作って来たわけです、それを10年もやってきたわけです、開発スタッフは色々と工夫をして……
ここからグラフィックの見た目を少し良くしたからギミックも工夫で新鮮さを感じさせることをもう10年頑張ってね! と言われてもそんなものそもそも無理なんです
実際最新のIDや討滅でも昔のコンテンツで使われていたギミックのマイナーチェンジ版ばかり見ます、これに対して「またこれかぁ…… もう飽きたよ」とは言えません恐らくは考えて工夫してコレなのですから……
ジョブの新スキル追加もそうです、クロスホットバーはとてもいいものでありこれを発明したことをFF14は誇ってもいいくらいです
ですが10年も経てば限界が出てきますジョブの新スキルを増やそうにもクロスホットバーの枠の制限、スキル回しという戦闘システムからくる制限、スキルが増えすぎることによる高難易度化
その結果黄金で追加されたスキルはかなり迷走しているものがあります、召喚士に追加されたルクス・ソラリスなどはその代表例でしょう
このスキルは純粋な回復スキルです、召喚士はDPSですがなぜか純粋な回復スキルが追加されています
しかし回復はヒーラーの回復スキルで追い付くように作られています、ヒーラーだけでは回復が追い付かずルクス・ソラリス必須の戦闘コンテンツにするわけにはいきません、召喚士がPT構成に必須になってしまうからです
つまりこのスキルは何の意味もありません、レベル100で何の意味もない枠だけは取るスキルが追加されてしまったわけです、しかしこれを責めることはできません恐らくは考えて工夫してコレなのですから……

もう寿命なのです、寿命はどんなものにでもきます
FF14は結局のところ次の新作ネトゲにバトンタッチをするのを最後の仕事にするべきだったのです
確かにこれは難しいでしょう、会社からも多くのユーザーからも激怒されるかもしれません、しかし寿命なのだからこれは仕方のないことなのです
いまのFF14は、本来なら多くのユーザーに祝福されながら安らかに寿命が尽きるのを待ちつつ次の最新作へバトンタッチするはずだったはずが
死ぬことを許されず、無理矢理に続けた結果様々な部分で無理が出てしまい、いびつな部分がいくつも出来てしまっている状態なのです


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