一色邸

解離性同一性障害。色んな人格がコンセプトに基づいて好きなように書きます。

一色邸

解離性同一性障害。色んな人格がコンセプトに基づいて好きなように書きます。

最近の記事

No.16 中が見えるってどんな感じ?

莉々です。 以前Xで少し話題になっていた「中が見える」ということについてお話します。 中というのは解離性同一症の人にある人もいればない人もいる内界のことを指しているのですが、私たちには内界があります。 内界の中でもリビングという部屋があり、表に出ている時に見える部屋はそのリビングだけです。 リビングは常時見えるのですが、不調時にはブラックアウトと呼ばれる現象が起こり、リビングが見えなくなります。 ではリビングはどうやって見ているのか。当事者によっても認識は様々なようです

    • No.15 私は音痴

      莉々です。今回は私の恥ずかしい記憶のお話です。 私は歌うことが大好きで、小さな頃からよく歌っていました。しかし母親からはよく「音痴だ」と笑われていました。だから私は小学生くらいの時から、自分は音痴なんだと思い、友達とカラオケに行ったりはしませんでした。 中学にあがり、本格的に歌にハマると家でずっと歌うようになります。少しずつ上手くなっていた気がしましたが、母親から音痴だと笑われたことがずっと心に残り、やっぱり人前で歌うことはできませんでした。 中学では合唱コンクールがあ

      • No.14 初めての人格交代?

        こんにちは、莉々です。今回は初めて交代したかもって思う記憶についてのお話です。 人格がいっぱいいることがわかってから1年ちょっと。私が不思議だなって思ってたことが少しずつ解消されていきました。 突然絶交を言い渡される。やってもいないことを責められる。知らない子と友達になっていたetc...。あげだしたらキリがないほどの不思議が全部人格交代によって行われていたようです。びっくり。 そしてこれは一番古い、不思議な記憶。 当時5歳だった私は幼稚園に通っていました。誰とでも仲良

        • No.13 好きも嫌いも人それぞれ

          雪音参上∠( ˙-˙ )/ 今回はいくつかの記憶からできたトラウマを話すね。 小さい頃にアンパンマンが大好きだったの。小学3年生くらいまで見てた。プリキュアもそのくらいまでかな。でも、3年生にもなってアンパンマンやプリキュアを見てる子が他にいなかった。 同級生、友達、家族。色んな人に言われたの。 「そんなの見てるなんて子どもっぽい」 それで見るのやめちゃった。ほんとは好きだったんだけどなぁ。子どもっぽいってレッテル貼って、好きなアニメって棚からぽいって投げ捨てちゃった

          No.12 僕が迫害人格から普通の人格になったわけ

          やっほー奏斗だよ。今回は僕のお話。希死念慮とかその辺の話も含むからちょっと閲覧注意かも。気をつけて見てねぇ。 僕ってね、昔は迫害人格って言われてたんだぁ。迫害人格って呼び名を避ける人もいるだろうけど、今回はあえてそれを使わせてもらうね。 人格の種類ってよくわかんないから今はどの種類に当てはまるかわかんないけど、昔は迫害人格って言われてた。 あ、迫害人格が何かの説明するねぇ。迫害人格って、表の体とか、内界の人格とか、特定の誰かを傷つける人格をそう呼ぶと言われてるらしい。で、

          No.12 僕が迫害人格から普通の人格になったわけ

          No.11 脆い支柱②

          このお話はNo.10の続きです。自殺未遂の話があります。気をつけて読んでください。 みーちゃんと呼ぶことに抵抗ある人が数人いて、深鳥(みどり)という名前を貰いました。莉々が心を病んだ時には、ボクかヴィヴィさんがたくさん話しかけて気を紛らわせていました。 高校に入ってすぐに、ヴィヴィさんの暴走によって部活の先輩と揉め、夏休みが終わる頃に中退しました。その時が莉々が一番辛そうにしていました。ヴィヴィさんも反省して、あまり喋らなくなりました。ボクがずっと話しかけていました。

          No.11 脆い支柱②

          No.10 脆い支柱①

          深鳥(みどり)です。ボクは女の子だけど男っぽい見た目をしてます。ボクがそんな感じなのは、ボクが莉々から作られたイマジナリーフレンドだからです。 今は人格化してるけど、昔はイマジナリーフレンドとしていました。 ボクが生まれたのは莉々が小学5年生の時。最初は声をかけず、ただ莉々の様子をじっと見ていました。莉々はよく見えもしないボクに話しかけてたけど。最初に声をかけたのは小学6年生になってすぐの時。 莉々は小さい頃から自分の気持ちを閉じ込める子どもでした。だからその感情が爆発し

          No.10 脆い支柱①

          No.9 「3.11」【閲覧注意】

          今回も念の為閲覧注意にしといた。ヴィヴィです。このタイトルの数字見て何の話かは大体想像つくだろうな。タイトルでブラウザバックできるようにこのタイトルにしといた。といってもそこまで酷い話じゃない。なんなら中の人に向けての閲覧注意かな。 俺が生まれた時の話だ。 2011年3月11日。莉々の人生最大のトラウマが生まれた。当時7歳だった莉々は小学校に通っていた。 この日は朝から熱があった。莉々は小さい頃、病弱でよく熱を出してた。だから母親もあまり気にしてなく、仕事が休めないから

          No.9 「3.11」【閲覧注意】

          No.8 姉と私とそれから障害

          ※これはNo.2の別視点です。まだ読んでない方はそちらからお願いします。 莉々です。noteにも消えたことが書いてあったので、戻ってきたことも書いておきます。戻ってきました。なんかいつの間にnote始めてて、読んでいるとちょっと真実とは違うなって内容のことを書いてあったので訂正がてらお話します。 私は基本人格であり、主人格です。No.2に書かれていたことも私の話です。それを雪音の気持ちと混ぜて話してくれたようです。ですが、雪音の気持ちは私の気持ちではありません。 なので、

          No.8 姉と私とそれから障害

          No.7 誘拐未遂……?【微閲覧注意】

          どーもヴィヴィです。微閲覧注意って書いてあるけどそこまでしんどい話じゃない……と思う。念の為につけてるだけ。 俺らが持ってる記憶の中で一番古く、印象に残っていることから、恐らく最初に解離した原因と思われている話がある。 これは僅か二歳の話。二歳のことを覚えてるのってだいぶ珍しいらしいな。覚えてるってことは怖かったんじゃないの?とか、しんどかったんじゃないの?とか言われてるけど、怖かったって気持ちはあんまり感じてない。 人格によって覚えてる範囲はまちまちで、莉々なんか楽しか

          No.7 誘拐未遂……?【微閲覧注意】

          No.6 リセット症候群

          どーもヴィヴィです。今回は記憶とかじゃなくて最近の思いを吐き出すだけ。 リセットしてーーー! 何を?って感じだよな。今は人間関係。俺と莉々がよくなんでもかんでもリセットしちゃうタイプなんだよな。 ゲームもすぐ最初からやりたがる。ネットでもすぐアカウント変える。今も闘病垢やり直したいって俺が思ってる。莉々の許可がないと勝手できないからやってないけど。莉々なんか人生リセットしようとするからなw俺が全力で止めてるけど。 なんでリセットしたがるって単純にめんどいんだよな。だん

          No.6 リセット症候群

          No.5 脳内で生きる人格たち

          どーもヴィヴィです。 今日はちょっとした小話。俺たちの内界事情ってやつについて説明しようかな。といっても特別なことなんか何一つないんだけど。 俺たちは基本内界(脳内の世界)で過ごしてる。そんで、モニターに映し出される表の世界を見ながら必要に応じてモニターの前にある操縦席に座って交代をするってのが基本のやり方。 自由に交代ができるようになったのは割と最近で、それまでは操縦席がなかった。モニターだけがあったからそれをじっと見てたらいつの間にか交代してたことが多かった。 モニタ

          No.5 脳内で生きる人格たち

          No.4 背後にまわるな

          やっほー奏斗だよ。僕もnote書いた方がいいみたいで、ちょうどいいのがあったから書こうかなぁって。ヴィヴィの命令は聞かないけど、莉々のためって言われたらやるよねぇ。 僕って生まれたのは四年くらい前なんだけど、ヴィヴィに負けないくらい多分ほとんどの記憶を持ってるんだよね。良いのも悪いのも。 その中でも友達に関する記憶が僕は強いかなぁ。結構しっかり覚えてる。で、これはそのうちの一つ。 小学生の頃に仲良し三人組!みたいな感じでつるんでた女の子二人がいたんだ。莉々を含めた三人は

          No.4 背後にまわるな

          No.3 罪の告白

          どーも、ヴィヴィです。 今日は俺の罪を告白しようって話題。その話題に触れるにあたって、俺についても少し話そうかな。 俺ってね、生まれた時はもっと違う性格だったんだよ。莉々が7歳の時に生まれたんだけど、莉々の分身ができた、くらいには似てた。 ただ莉々もまあまあそうだったんだけど、浮いた存在だったんだよな、当時は。 普通ってなんだろうってずっと考えてた。 友達がいなかったわけじゃない。でも喧嘩ばかりしてた。誰とでも。 小さい頃から勉強ができてたから、よく考えるタイプだった。

          No.3 罪の告白

          No.2 きょうだい児

          やっほー、雪音だよ! 私の記憶は姉にまつわることと、バイトのことが多いから、今回は姉にまつわること! 3つ上のりーちゃんの姉は知的障害(発達障害も)があるの。等級とか詳しいことは知らないんだけど、多分軽度。見た目も普通…って言ったらあれかな。障害を持ってるようには見えない。猫もかぶれるから初対面でも多分気づかない。 でも一緒に暮らしてると結構大変。そりゃあ小さい頃に比べたらマシにはなってきてるけど、母親も手を焼いてた。 りーちゃんも発達障害を持ってるから人のこと言えない

          No.2 きょうだい児

          No.1 電話恐怖症

          どーも、ヴィヴィです。 最初のnote誰書く?ってなって、莉々がいない今、まあ俺だわな。ってなわけで最初は肩慣らし程度の軽ーいお話。 人格それぞれトラウマとか苦手なもの多いんだけど、恐怖症もまあ多い。高所恐怖症、嘔吐恐怖症、風船恐怖症etc…。で、明確に理由のわかってるやつあるかなーって考えたら「電話恐怖症」ってのが当てはまるなと。 電話恐怖症はその名の通り、電話に対して恐怖を感じるんだけど俺らの場合、別に電話を見ただけでは怖くない。 例えばこれから電話をかけるぞってなっ

          No.1 電話恐怖症