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涙を武器にする女

娘が昔言っていた。担任の先生に説明したって絶対わかってくれない。泣いてる子の味方するもん、と。クラスのみんなは泣いてる子に群がって、大丈夫?大丈夫?となだめる。と同時に、泣かした子を責める。泣いてる子は強いのだ。

職場でも同じ。
自分の正当性を主張するために、大人になっても涙を使う人がいる。泣けば、自分の辛さが伝わり、こんなに辛い思いにさせる相手が悪いと主張する武器になると、経験から学んできたのだろうか。周りを巻き込み、可哀想な自分を演じる。

周りは心配してくれる。あなたは悪くないよと言ってくれる。
この方法を使えば、決して自分は傷つかない。
しかも自分を改める必要もない。周りに気を遣わせて、かばってもらい助けてもらい、自分は悲劇のヒロインを演じ切る。

ずるいよな。上司まで巻き込んで、上手く取り込んで、やり手だなー。

なんか、嫌気がさしてきた。騙されるところだった。私は冷静に見ていよう。この子、ずるいぞ。

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