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悪口、垂れ流して大丈夫なんですか?

悪口を人前で言ってしまう人を、私は深いところで軽蔑してしまう。
心の中で、収めることができない人なんだな、と。
我慢ができない人なんだな、と。
思ったことを内に留めることなくドバドバ吐き出すなんて、排泄物を垂れ流しているようで下品で、極めて幼稚である。

悪口は自分の中の隠し事であって、それは誰にでも喋るもんじゃなく、自分の心の中に置いて付き合っていくものだと思う。自分の隠し事を他人に話してしまうようでは、他人から聞いた他人の隠し事を自分の中だけに留めておくことなど、できるはずがないと思う。

2人きりの時に、人間関係の悩みを打ち明けるのは、場合によっては親密さの証となるが、周りに人がいる状況で悪口を聞かせてくる人は、たとえそれがヒソヒソ声であったとしても、聞く人への配慮もなく自分勝手で幼稚としか言いようがない。

そのような人とは、共に隠し事を共有することなど絶対に出来ない。バラされるのが目に見えているから。

私は、悪口の言い方で人を判別している。
この人は我慢できる人か。
口が固いか。
隠し事を守り切れる人か。

結果として、今のところ信用できるのは、夫くらいである。

職場で、本人に直接言えない悪口を誰かに喋るなどということを私は絶対にしない。職場の人間関係を信用していないから。
秘密を守ってくれる人なんて、そう簡単に見つからない。みんな、無防備すぎやしないか。そんなに人が信用できるのか?
バラして欲しいなら言えばいい。

私は逆に、本人がいないところでその人を褒める噂はよく話すようにしている。「〇〇さん(その場にいない)はいつも気遣ってくださって優しい方なんですよ」のように。〇〇さんの耳に入ることを想定して。

自分の吐き出したものの後始末ができるのなら、吐き出せばいいが、そうでないなら吐き出すべきではない。どんな言葉もうちに秘めているなら、何を思おうが自由だが、口に出してしまった時点で影響力を他人に及ぼすことをよくわきまえる必要がある。ヒソヒソ声でも出してしまったら、同じだ。
垂れ流したままで済むと思ったら大間違いだ。
排泄物を垂れ流して平気な、かっこ悪い大人があまりにも多すぎる。

そういいながら、私はここに悪口を垂れ流している。どうか個人情報が流出しませんようにと願っている。

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