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雪降る夜は。
雪降る夜は、空から舞い降りる粉雪に
そっと手を伸ばす。
手のひらに舞い降りた瞬間から
溶けてなくなってしまう粉雪に
自分の恋慕う恋情が重なる。
溶けてなくなってしまえば、楽になれるのかな。でも、なくなっては欲しくないんだよ。
いつまでも続いてほしい。
わかっているよ、溶けてなくなることも。
わかっているさ、続かないだろうことも。
けれども、今、
心のうちにある愛おしいという想いは、まぎれもないもので、きっと永遠のもの。
白い粉雪の舞い降りてくる幻想的な夜に、
あなたを想ってゆっくり歩く。
いつまでも続いてほしいね、
このあなたへの恋情は。
どこまでも美しくあってほしいな、
愛するあなたのいる世界は。