Chero master

ゲーム廃人

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最近の記事

力の源

「英語を話せると将来役に立つから勉強しなさい」 「生徒会長になって内申点を稼いでおきなさい」 「いい大学に行っていい会社に行きなさい」 これらは学生に対する声掛けとして正しいのだろうか。 学生は素直だ。 塾講師のバイトをしていると、やる気のない生徒に勉強をするよう促さなければならない場面がある。講師としての体裁を保つために言葉をかけてはみるものの、やる気になってくれたことなんてほとんどない。勉強が嫌いだから勉強をしない、という単純明快な理屈であるが故に、難攻不落である。

    • パチンコを通して秋元康の詞に触れる

      パチンコ屋(以下パチ屋)に行くたびに「行かなきゃよかった」と思わされるのは、僕だけではないだろう。 パチンコというものは、娯楽の中でも底辺に位置するものだ。基本的には、誰がどのようにやっても勝率に差はない。その上、期待値がマイナスなので、やればやるほど負けていく仕組みになっている。頭では分かっていても、体がパチ屋に向かってしまうのが、パチンカーの性というものだ。 人がパチンコにハマるメカニズムを解説しよう。 ①興味本位でパチ屋に行き、なぜか勝つ(ビギナーズラック) ②味

      • 誕生日プレゼントに年齢制限、所得制限を設けませんか?

        僕は物心ついた時から、両親に誕生日プレゼントを渡したことがない。 本当は渡したいのに照れくさくて渡せない、とかではなく「絶対に渡さない」という確固たる意志がある。自覚は全くないのだが、こういうやつは薄情者と呼ばれるらしい。薄情者を否定するつもりはないが、家族や婚約者に誕生日プレゼントを渡すのが普通、みたいな風潮は否定したい。 前提として、今回取り扱う「誕生日プレゼント」とは、何度も渡さなければならない関係性でのものを指している。友人間で数回プレゼントのやりとりをするくらい

        • 正義感

          正義とは何か…そんな答えのないことを考えたことがある。 僕は、そこそこの優等生だったので、高校は進学校に入り、一般的な倫理観を身につけた人達と一緒に過ごしていた。殴り合いの喧嘩なんて起きないし、生徒同士のトラブルで警察沙汰になることも当然なかった。悪意を持って他人に迷惑をかける人が滅多にいない環境なので、非常に過ごしやすく楽しい学生生活を送っていた。 そんな順調な高校生活を送っていた高3の4月、僕は友達と本屋に立ち寄っていた。 参考書コーナーで勉強をした気になった後、進撃

          名言

          座右の銘を胸に刻んで生きている人が、この世に何人いるのだろうか。  中学生の頃、地元の社会人が職業講話と称して公演をしにきたことがあった。看護師、消防士、自衛隊、製薬会社、鉄道会社など、聞けばやってることが想像できそうな人たちだった。こういう講話こそ、訳の分からない仕事をしてる人が来るべきなんじゃないのか?と思ったりしたが、人の話を真面目に聞くタイプではなかったので、どっちでもいいやということにした。  講話をした人の中に建設業者の人がいた。50〜くらいのおじさんだ。その

          センチメンタリスト

          夜の散歩が好きだ。 僕が住んでいる田舎町では、夜の明かりが少なく、視界がモノクロのようになる。まるで、異世界に飛ばされたしまったような感覚になり、僕の中に眠っている中二病が掘り起こされてしまう。色の濃淡しか分からなくなった世界を歩いていると、少しばかりの興奮と不安を覚える。この不安は、この異世界から現実世界に帰れなくなってしまうのではないか、というすこぶる幼稚な不安だ。 うまくいかないことがあった時は特に散歩をする。 決まってそういう時の散歩は長い。 単位を落とした時、

          センチメンタリスト

          陰口は良くない

          これは僕が中学生だった頃の話だ。 僕の育った家庭は女性の割合が多く、女性陣が誰かしらの陰口を言って盛り上がっていることがよくあった。 そんなある日父が 「お前たち、陰口は良くないよ」 と、すごく真っ当なことを言った。 僕の父は、コンプライアンスの概念の欠片もない、モラハラセクハラ何でもあり親父なので、父が珍しく真っ当なことを言っていることに驚きを隠せなかった。 続けて父はこう言う、 「陰口は良くない、悪口が言いたいんだったら本人に直接言ってやらないと失礼だ」 僕は

          陰口は良くない