文禄堂早稲田店
https://x.com/AyumiBooks_W/status/1821741438004334795?t=ecW4LUwS3xpqIBF4yRY-bA&s=19
【閉店のお知らせ】
— 文禄堂早稲田店 (@AyumiBooks_W) August 9, 2024
いつもご愛顧いただき、ありがとうございます。
このたび文禄堂早稲田は、2024年9月16日をもちまして、閉店することとなりました。
これまでの皆様からのご支援、心より感謝申し上げます。
最終営業日まで引き続きご利用のほどお願い申し上げます。→ pic.twitter.com/4uEHAf2duz
俺の青春だった書店がまた一つ閉まってしまう。
これを知ったのは、奇しくも同じく閉店してしまった本屋の店主のポストだった。
ちなみにその店主さんは今海外に在住している。たまに投稿する猫の写真はとても可愛い。
ここ文禄堂はまだ「あゆみbooks」という名前だったときから数えて計4年間ほど通っていた。
社会人になってからは生活圏が変わっため年に指で数えるほどになったが、何かの用事で早稲田に来た時は必ず立ち寄っていた。
土地柄古本屋が多い早稲田の中で、珍しい新刊書店である。
生協に行けば同じく新刊が買えるものの、品揃えの多様さ、数は今ひとつだ。
早稲田界隈における書籍文化において、文禄堂は、外の世界の風俗や流行を持ち込むだけでなく、新しい風を吹き込むような存在であり、そこにこの界隈での無二の魅力を輝かせていた気がする。
その街から書籍を売る店が減るということは、その分以上の価値を失うことになると考えている。知識、知恵、文化、芸術、人間、良心。
しかし道行く学生たちはどこか無関心だと感じるのは俺だけだろうか。状況はもっと危機的であるはずなのだ。
俺があと少しでも一冊買っていれば、今でも通っていればという後悔は絶えない。