「夕空百景」洋楽地獄車 vol.6 the band「the weight」

おお、大物バンドですね。web上でもかなりの記事が出ているでしょう。書きにくいな。

2000年以降、アメリカで最も再評価されたバンドでしょう。
ノラジョーンズの2回目の来日公演に上京して観たのですが、ラストはザ・バンドの「ライフ・イズ・ア・カーニバル」でした。何たる親父趣味。その辺を境に米国ロックのアーティストがザ・バンドの曲を取り上げ始めた。
mavis staplesのカバーなんてゾクゾクしたなぁ。

イーグルスみたいなクリーンなハモりじゃないのね。でも、そのラフさ加減がイイのね。
演奏もまさにザ・バンドのマジック。ロビーの超個性的なギターの音色を盛り上げるように、各楽器が盛り上げ、昇華していく。
そのアンサンブルたるや、ロック界最高ではなかですか。

個人的な嗜好を言うと、今週取り上げる予定のビーチボーイズとボク的には両横綱。
これが、50年以上前の作品ですよ。
このレベルを超えられない。ロックとは不思議な音楽だと実感します。これはある意味伝統芸能です。