見出し画像

curtins





dodoの、最も好きな中でも特に好きな曲の1つ。
(最上級表現ボロボロ)

もっと音楽の知識があったらこの素晴らしさを言語化できるのに、悔しさが残る。


無力だなって 一人黙って
解いたカーテン
忘れたマイネーム
ただただ泣いて 行けない前へ
I took an L は? 手にした負け


私にとってこの曲は、戦場(=現実社会)へ向かうときのマーチ、自分を鼓舞する曲だ。行進曲のように足音が聞こえる。コーラスはとても壮大、音の上下も激しくて厳しい現実を表しているみたい。

明るすぎない、前半にはネガティブが根本にあって、今、負の状況からどう戦い、乗り越えるかを見据えていく感じの曲。


現実もあるし、結果もあるし
それが俺らの主に
なろうとする あ、無理
ってする即否定。

この部分、地味に好き
ドラムとピアノだけ。

結果主義の現実社会で、結果結果につい私たちは支配されそうになるが、それを「あ、無理。」って拒絶するdodo。思い浮かべたら笑ってしまう。


けれど歌詞をぼーっと眺めていると、
後ろの音楽がずれていることに気づく。
それに所々拍がずれる。
ずっと4拍子だったはずが、???ってなる。

目まぐるしく変わるオケにも耳を傾けたい。

拙くも分析すると、通常4/4(4分の4拍子)のところ、途中3/4,2/4,5/4が組み込まれているようだった
(mvでは0:47,2:43 に3/4、1:00,2:00 に2/4、1:29,2:58 に5/4が1小節入る)

それに、拍子のずれがオケには反映されていなかったり(それによってボーカルとずれる)
ピアノだけになったり
複雑なようでシンプルだったり、、

混乱していると、最終的にコーラス部で揃う
…なんだこれ(褒めてる)

歌詞では途中
i took an L は?手にした負け
とあるが、mvの字幕には
 i took an Loss, but it was Love, Life…..
とあった。
負けを手にしたが、しかしそれは愛であり
人生でもあった。


歌詞に注意して聴いても、音に集中して聴いても
全体を聴いても、好きな音楽だなぁと思う。


これを聞いて改めて分かった、

私が今dodoの音楽に聞き入ってしまう理由のひとつは
困難と苦悩を表現しつつ、決してネガティブになりすぎず、簡単では無い人生をもがきながら生きる様が描かれているところだと思う。自分と重なる弱さや、理想とする強さがそこにある。
("importance''には特に)

苦しむほど一層
近くなる理想
まだ動く心臓
そのためにきっと



dodoの踏む韻が、好きだ。