シルシャーサナができた日
頭立ちのポーズ、シルシャーサナ。
「アーサナの王様」とも言われている。
壁にドスドスぶつかりながら、あっちこっちに足をフラフラさせながら練習していた。
そして今日、突然できた。
いや、正直に言うと、えっちらおっちら恐るおそる足を持ち上げていた。
「え?できるの?足上がりますか?」
自分とこわごわ会話しながら、やっとこ辿り着いた。そんな様子。
足を下ろす方はうまくいかなかった。
また練習だ。
難しいポーズほど辿り着くまでにかかる時間が長い。挫けそうになる。
それでもやるのはなぜだろう?
どんなアーサナをしている時でも、呼吸が安定して、自分と仲良くい続けるため。そう思う。
日々の暮らしも、天候や周りの環境、関わる人など自分の外側は変化し続けている。それでも自分の呼吸やマインドが安定していれば、どんな変化にもそれなりに応じていけるようになる。ヨガはその練習だ。
体のバランスを取りながら、マインドのバランスを取っていく。
自分を信頼していく過程をヨガで養っている。
忘れていたシャバーサナをたっぷり20分くらい取るようにした。体が回復して、程よく疲れている感覚も嬉しい。
今日も生きている。
太陽が明るく大地を照らしている。
めいっぱい空気を吸って吐いている。
ありがとう。
ナマステ。
ヨガの智慧に今日も感謝。