【雑記】プラトニック・ラブ
トップ画像は、フォロワーの
*sora*にゃんの記事から。
藤袴の蜜を吸うアサギマダラ
ここ最近の自分を振り返り、なに、このプラトニックな恋は!?と思ってしまった。
まるで、告白もできずに、遠くに行ってしまった人を想うような、この状況…。
笑えてしまう。
会えば、もちろんエッチなこともするし、全然プラトニックなんかじゃないけど。
でも、会って裸になったとしても、存在を感じるだけでいいとかになってしまったら、やっぱり、これってプラトニックじゃないの!?と思う。
それに、何ヶ月も会わない時間があると、その想い続ける時間ってプラトニック以外のなにものでもないよね、と思う。
いや、プラトニックだからなに?ということではなくて、完璧な片想いの中で想っている時間は、もう、女風から外れてしまっているなぁと思ったということ。
わたしの日常の生活の中に、あなたを住まわせている。
少し心を炙られながら、愛おしさが募る気持ちを感じることは、嫌ではない。炙られる度合いが、何かの拍子に大きくなってしまうと辛くなってしまうけど、そんなときは音楽を聞いたり、言葉の世界に埋もれたり、自ら言葉を送り出したり、そうして、なんとかやり過ごす。
今は、まだ、会えるから。
また、会えるよね、という不確かで、確かで、ささやかで、満ちてくる想いがあるから。
でも、あなたが虚構の世界に住む人だ、ということを片時も忘れてはいない。
わたしの世界に居るあなたは、虚構の姿のまま、わたしの物語の中でのあなたに過ぎないということも。
あなたにとってわたしは、「助けを必要とする不特定多数のたった一人」にすぎないのだ。
一年前に出会って、セラピストさんに向けたものと思った言葉
あなたが向き合う人は、名前をもつ、顔形をもつ、一人一人であってほしいと願う。
不特定多数というのは、あなたが会っている他の人たちの総称。わたしが、その人たちをまるごとひっくるめて、一人ひとりの顔形を奪って付ける言葉。
でも、あなたにとって、向き合っている時は、ちゃんと顔形のある名前をもつ一人ひとりであってほしい。
その一人にわたしもいるのだと思わせてほしい。
あなたにそうあってほしいと願う。
セラピストという矜持をもって。
それは、あなたとわたしが現実には永遠に交わることのないことを思い知らされるだけだとしても。
今は、わたしの世界の中に、わたしの物語の中に、居てほしい。とりとめもない想いの中にたゆたっていてほしい。今は、静かにあなたを想い続けていさせてほしい。
想いが募って、いろいろ書き出していると、似たような内容ばかりになっている。
そして、まだまだ、下書きも量産中で…。
またか…、と呆れられながら、片想いの独白をしばらく続けることになりそう。
(進展が何もない状況だから…。でも、頭の中がいっぱいだから…、ごめんなさい!)
最近、詩が書けていない。詩になるまで自分の想いを昇華できていない。
今は、自分の想いがどこからくるのか、どこへ行くのか、積み重ねて考えてみたいのだと思う。
…、還暦に近いわたしは、止まないどころか、土砂降りの風雨の中、ずぶずぶに泥濘にはまり込んでも仕方がない。そもそもタイル敷きの歩道に慣れすぎてしまった。
高校の時のプラトニック・ラブは、ただ、ずっと彼の想いを知りたいと思っていた。ほんとは、どうなのだろうか。わたしだけ…、と、思っていていいのだろうか。
言葉では遠回しにしかお互いに伝えきれなかった。(わたしから、一度だけ好きと告白したことはあったけど。)
抱き合ったり(着衣で!)、ぎこちないキスをしたりはあっても、上気した頬や唇の柔らかさや温かさにどきどきしながらも、確信が持てなかった。自信もなかった。
誰にでも真っ直ぐなあなたを、わたしのように想う人が他にいても、おかしくなかった。あなたが心のなかに誰かを住まわせていたとしてもそれを妨げることはできないとわかっていた。
あなたの真っ直ぐさに耐えられなくなって、
そして、新しい扉を開けたくて、
自ら手放した恋。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
今は、完璧な片思いだから。
告げることのない想いだから。
あなた自身がわたしをどう思っているかを考えることすら、愚かなこと。
それでも、あなたを招き入れてしまった。
わたしの心の中に、
わたしの物語という
わたしの宇宙に、
たとえ、虚構の姿であったとしても
来てくれてありがとう
住んでくれてありがとう
出会ってくれて…、ありがとう
わたしは、わたしの物語の中で、
虚構のあなたを想い続ける。
もう、現実のあなたに会わなくてもいいと思うくらいに。
現実のあなたを知ることが怖くなるぐらいに。
深く、静かに。