ぐーパンチを喰らうワタシ
京都くらしの編集室オンラインサロンで、ライター・コラムニストの佐藤友美(さとゆみ)さんを招いた不定期勉強会(2022年)のアーカイブをずっと見たいと思っていました。
アーカイブで良かった。
リアルタイムで参加していたら多分ワタシは2層式洗濯機の泡の渦に吸い込まれていく靴下のように「ひゃーーーっっ」と両手を挙げてさとゆみさんというヒトの全身から噴き出すオーラの波に覆流されてしまっていただろう。
さとゆみさんはニコニコと気持ちよく快活に話してくれますが、放つ言葉はストレートパンチ。ぐー。そして速い。
気がついたら顔面に喰らっている。
何度動画を止めて、息を整えてから再開したことか。
さとゆみさんのライターというキャリアの構築、現場のリアル、軸の通ったマインド、どれをとっても一つ一つが畏れ多くもおもしろく、興味深いお話ばかりでした。
アーカイブも終盤に差し掛かったころ
「書けない書けないって言って書かない人は、書かなくてもシアワセな人なんだよ。」
このクリーンヒットにワタシはトドメをさされました。
満身創痍涙目でお守りのように持ち歩いている江角さんの
「書いて、しあわせになる」
と書かれたテキストの表紙をなでながら
「自分も書いてシアワセになる人になりたい」
と、思いました。
それにしても進行役の江角さんは何故ああも冷静にさりげなく、時には聞き手の役も担いながら、話の焦点をさらに絞り、解像度をぐっとあげるような質問ができるのだろう。まるで江角さんのインタビュー現場を垣間見させてもらっているようで、こちらも貴重な学びとなりました。
最後にワタシはアメリカの弁護士ドラマが大好きでよく観るのですが、登場する弁護士がみんな黄色のリーガルパッドを使っていて、カッコいいので真似して使っていました。
さとゆみさんがA5サイズのリーガルパッドを愛用されている点だけが同じで嬉しくて、今後も使い続けようと誓いました。