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便秘の末期症状
こんにちは。
アレルギー食育ママです。
22年間、重度食物アレルギーの娘を育ててきました。
娘は22歳の今も、乳・卵・クルミ・甲殻類・貝類・魚卵・軟体動物などの厳格な除去食生活を続けています。その娘との今までを記録として書いています。
前回は、離乳食開始から、
娘の便秘がひどくなり、
全く出なくなってしまったいことを
お話しました。
そして、腸が動かなくなり、
ついには母乳まで吐くようになってしまったことを
書きました。
それでも娘は、食べようとするし、母乳も欲しがるのです。
私は娘に母乳を与えたり、食べさせることが
次第に怖くなりました。
「食べさせてもきっとまた吐いてしまう」
「便が体の中に残されていて大丈夫なのかしら」
毎回の食事が不安と恐怖でいっぱいで、
娘を病院に連れて行きました。
病院では、特に特効薬はなく、
坐薬を入れてもらえるだけ。
娘は坐薬程度では、
自力で排便できませんでした。
娘の生まれつきの筋肉の弱さ、
腸の動きの弱さも便秘の原因ではあったと思います。
全く排便できない娘の肛門にナースが指を入れ、
中の便をかき出してくれました。
娘は痛がり、ずっと泣き叫んでいました。
出てくるのは
黒いタールのようななんとも言えない匂いの便。
きっと腸の中で完全に酸化していたのだと思います。
そしてこの処置で
数日はなんとかなるのですが、
しばらくするとまた便が詰まって食べたものを吐く、
病院に行く、
坐薬を入れても効果がなく、ナースに掻き出してもらう。
娘はギャン泣きするの繰り返し。
自力で排便できない代わりに、
便を掻き出してもらえたのは本当にありがたかったです。
自分では怖くてできませんでしたから。
でもそれはあくまでも対症療法であり、
根本的な解決にはなっていなかったのです。
便秘薬もお腹のマッサージも全然効果がありませんでした。
そのうちに娘は「病院」
という言葉を聞くだけで
泣き出すようになりました。
病院に行くたびに、
腸の様子を見るために
レントゲンを撮られました。
小さな赤ちゃんがたびたびの被曝。
見ていてとても怖かったです。
そしてレントゲンを見るたびに驚きました。
便が詰まって出ない腸ってどうなっていくと思いますか?
腸は便を出せない代わりに、
腸自体を伸ばしてそこに便を貯めていくのです。
娘の腸はどんどん伸びていっているように見えました。
私は
「このまま行ったら娘の体はどうなってしまうのだろう」
と恐怖を覚えました。
私も娘もそして主人も、
心身ともに疲弊していきました。
この生活を終わらせなければいけない。
今までのやり方では娘は救えない。
何か新しい療法を探さなければ。
そう決断しました。