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アレっ子ママのお悩みにズバリお答えします!
こんにちは。
アレルギー食育ママです。
22年間、重度食物アレルギーの娘を育ててきました。
娘は22歳の今も、乳・卵・クルミ・甲殻類・貝類・魚卵・軟体動物などの厳格な除去食生活を続けています。その娘との今までを記録として書いています。
今日もご覧いただきありがとうございます。
今日からしばらく、
「アレルギーっ子ママのお悩みQ&A」
と題して、
アレルギーをお持ちのお子さんのママからの質問に
お答えしていこうと思います。
第1回目の今日は、
ドクターに「負荷試験で微量OKだったから、離乳食は耳かき1パイから自宅で試してみて」と言われました。本当に耳かき1パイからじゃなきゃダメなんですか。
というお悩みです。
「たった耳かき1パイ?
本当にちょびっとじゃん!用意するのめんどくさい!」
って思いますよね。
でも
答え: はい。ダメなんです。
初めてのものを試す時は本当に慎重さが必要です。
今までにでたアレルギー反応にもよりますが、
耳かき1パイも多いぐらい。
「塩を一粒」ぐらいのイメージでやった方がいいです。
なぜなら、卵白は胃ではなく、腸で反応するからです。
娘のケースをお話しますね。
負荷試験とは、
病院に、アレルギーを起こす食物を持ち込み、
ごく少量ずつを食べていき、いつどのようにアレルギー反応が出るかを
見る試験のことです。
入院してやる場合もあります。
娘の場合、
卵白が腸に達するまでに反応が全くなかったので、
何度も量を増やしながら食べてしまい、
2時間ぐらい経ってから、
ものすごいアナフィラキシーショック
(嘔吐・腹痛・全身蕁麻疹・意識混濁)を起こしました。
緊急用の注射を2本打ち、なんとか事なきを得ましたが、
娘には恐怖とトラウマが残りました。
負荷試験で全国的に有名がドクターが
「Sちゃん(娘)は、血液検査から見ても多分食べられると思うよ」
と言われ、ある意味安心して望んだのです。
でも結果はかなりひどい症状が出てしまいました。
だから、慎重に塩一粒ぐらいから始めるのがいいのです。
2時間ぐらいおいて問題がなければ、その日はそれで終了。
3ー4日は空けて(3ー4日あれば、便秘症の乳幼児でも、体内から排出されるはず)次はその倍量を試す。。。
その間、観察メモを書いておくことをお勧めします。
体調の変化、アレルギー反応など、いつどのように出たかを、ドクターに正確に伝えられます。
アレっ子を育てて行くためには、
・他の誰とも違う、お子さん自身の体を熟知する
・判断は最終的には親が責任を負う
必要がありますよね。