子どもに『やって!』『手伝って!』と言われた時。
忙しく家事に追われている時に、
『ママ〜パパ〜やって!』
下の子で手が足りない時に、
上の子から、『手伝って〜!』
着替え・食事・言葉など…様々な面で、我が子年齢に応じて悩みは尽きないですよね…。
『もう◯◯歳なんだから自分でやってほしな。』と思うことは、親として当然な訳ですが、子どもに『やって』『手伝って』と言われた時に、みなさんはどうしていますか…?
夕方のワンオペで手が足りない時・朝の着替えやお風呂上がりなど、こちらが時間に追われているときに限って、子どもは口にすることがあります。
こんな忙しい時に…と思うかもしれませんが、第三者の目線となって、その時の子どもの立場に立って考えてみると見えてくる、その子の姿や思いがあります。
今日は忙しくて、ついカッとなってしまった…!強く言いすぎてしまった…!
私も、そんな事があります。
だっていちばん濃い時間を共にしている、家族ですから。
そんなちょっと自分と向き合いたい時に、ホッとした1人時間にゆるりと読んでもらえたら嬉しいです。
では、子どもと親の想う立場に立って、
具体的な例を挙げてみます。
▶︎その時の子どもの気持ちになって、第三者の目線で考える・関わる
例えば、
①いつもは、自分でやるのにやらない時。
【子ども】→何か、今日の出来事で思うことあった。だから、今日は甘えたい。ママやパパに、何か察してほしい。
【親】→『今日は、手伝うね。一緒にやろう。』『保育園や習いごと、
などで、何かあった?』
②頻繁に言われる時。
【子ども】→『もっと自分を見て!』という素直な思い。
または、周りの子は出来ていることが、自分はまだできていないという、焦りや不安。
【親】→『手伝うよ』などの言葉はとくにかけずに、一緒にやる。『ちょっとずつ出来るようになるから、大丈夫だよ』など、安心できるポジティブな声掛けをしてあげる。
→これを日々繰り返す。→少しでも自分でやれた時には、そっと頭を撫でたり、『できたね。』と微笑む。→いつも間にか、自分でやるようになったら『自分でできるようなったね。』『あれ…!いつの間に…!』など、その子の性格に応じて、声をかける。
この2つの例から何が言いたいのかというと、
子どもたちはまだその時の突発的な思いを言葉で言い表わせずに、他の何かで表現している・サインを送ろうとしていることがあるということ。
それが、『手伝って』『やって』という言葉に込められていることがあるのかもしれないということを、親や保育士が認識しているだけで、ポジティブに物事を捉えることができます。
その時の本人の気持ちに、親が1番に寄り添ってあげる・気づいてあげることで、親子の絆が深まるのだと思います。
つい最近、息子に①の例と同じような状況で、息子の話を聞くことがありました。
最後に、『うん。』とホッとした表現を見せたときに、『絆』という言葉は、こういう時に使うんだ…!と思いました。
心のゆとりを持って関わることができた日は、
子どもは安心して眠り、気持ちよく朝を迎えられます。
個人的にやってみて、夜泣きやぐずりも自然と減ったように感じます。
ぐっすり寝てくれると、自分時間も確保しやすいので、あの時に丁寧に接した分が自分に返ってきたのかなー。と思うと、穏やかな気持ちになります。
こんな風に、『やって』『手伝って』のたった一言でも、何か改善できることができるきっかけや、サインになっているのかもしれません。
忙しいときは、お風呂・寝る前などのリラックスしているタイミングで話を聞くだけでも…!
大好きなお父さんやお母さんと話す時間は間違いなく嬉しいものですし、子どもは心に残ります。
そして、いざ同じような立場の相手を見つけた時に、自分もそう接してみよう。とナチュラルに行動できるようになっていくのかなと、保育の現場で子どもたちを見ていても、思うのです。
何年も先に人生を歩んでいる親の立場からすると、つい我が子の年齢や周囲の様子と比較してしまうこともありますよね。
心配が故の愛情で。
ですが、今のその時の状況をどう捉えるかで、子どもの性格や様子も変わってくるのだと。
そして、いつか手伝うこともできなくなる日がくるのかと思うと、喜んで手伝わせて頂きます…!という想いが湧いてくるのでした。
では、ステキな年末を❄️
HANA