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小学校4年生の変質者の思い出

小学校4年生の春、仲良しだった友達Aがひと山超えた街に引っ越して行った。
GW中に友達Bと一緒にバスに乗って友達Aの住む街に遊びに行くことになった。

友達Aの住む街は新興住宅で新しい家がたくさん建っていて、いまだに工事中の家もたくさんあった。新しい家に住む友達は眩しくて羨ましかった。


小学校までは遠く、子供の足で45分かかっていたが、
公園などがなかったため、GW中に友達Aの新しく通い始めた学校に遊びにいく事にした。30年前は休みの日でも小学校は普通に開いていて遊べる環境だった。

45分かけて歩いて行き、砂場や遊具で遊んでいた。
一人の工事現場の恰好をした20代後半の中年太りの男性が声をかけてきた。

「トイレに行きたいんだけど、ちょっと手伝ってくれない?」

トイレを探していると思った私たち小学4年生女子たちは、
いいですよ!と案内してあげようと立ち上がった。

スタスタ前を行く男性。
この時、3人ともアレ?と感じていたが、ついて行ってしまった。
校舎に近づき、上の空いていた小さな窓からヒョイっと中に入り、
大きな窓を開けて、「どうぞ」と言われた。

2回目の謎。トイレ行けてるやん!!と3人が思っていた。
けど、どうぞ・・・と言われ、恐る恐る入ってしまった。

休みの日の校舎のトイレ。
誰もいない校舎。
静まり返っている。
校庭にも人はいなかった。
やばい状況になっていることがこの時すでに分かったが、
3人が走って逃げても誰かが捕まるかもしれない。
それは避けたい。
頭の中をぐるぐるとそんな考えで回っているときに

奴はイキリたったブツを出していた。

「白いおしっこが出るんだけど、一人一人見にきてくれない?」

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