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ススキノ首切断殺人は過保護の結果なのか?すべての謎を科学が解き明かす!
ススキノ首なし殺人事件で「逮捕の29歳娘と両親…いびつな関係性 犯罪心理の専門家は度を越した過保護“ヘリコプターペアレント”と指摘 猟奇的事件の行方は?」(北海道UHB)との記事が配信された。
「犯罪心理の専門家」が「誰でも考えそうな」このレベルの話しかできない現実には笑うしかない。もちろん犯罪の専門家であって精神病の専門家ではないから仕方ないとも言えるが、精神病患者による猟奇事件が頻発しているのだから精神科医を超える知見を持っていただきたいものだ。
多くの謎に満ちた事件、すべての謎を「テキトウな主観」ではなく「科学的」に解説していこう。この事件をもたらしたものは「度を越した過保護」でも「いびつな関係性」でもない。
謎1 彼女は精神病だったのか?
精神科医である犯人の父親は娘が統合失調症であると言い、犯人は「解離性障害(多重人格)の別人格がやったこと」話していたと報道されている。
つまり犯人は精神病だということになる。しかし多くの方はこう思われるだろう。「精神病ならクラブに行ったりできないはずでは?」「犯行自体は一人で行い、とても綿密に計画されている。精神病では不可能なのでは?」
さあ、彼女は精神病だったか?それとも罪を逃れるための詐病なのだろうか?
精神病
皆さんは精神病をどこまでご存じだろうか?
うつ病、統合失調症、双極性障害をはじめ解離性障害、適応障害、パニック障害などなど精神病と呼ばれる病気はたくさんある。
精神病の診断はDSMという基準による問診によって行われるが、受け止め方によってはいにもいいえにも取れるような質問が並んでいるだけで、非科学的かつあいまいなものでしかない。
風邪はウィルスによって引き起こされる病気だが、熱、せき、頭痛、倦怠感など様々な症状が現れる。精神病はこの症状に熱病、咳病、頭痛病と名前を付けているようなもので「原因もわからずどこがどう違うのかわからない」というのが精神科医療の現状でしかない。
これでは話にならないのでもっと科学的な方法で解析していこう。
精神病はもちろん「脳」の病気、脳の仕組みを簡単に説明していこう。
脳は呼吸など意識的には制御できない生命維持システムを司る小脳、記憶・視聴覚・運動神経、さらには精神を司る大脳。恐怖や怒り、本能などを司る偏桃体などに大別できる。このうち精神病に関係するのは大脳、中でも前頭葉と呼ばれる部位が心や人格、社会性などを司ると言われている。コンピュータに例えると前頭葉はOSであり、その他の部位はソフトウェアやデータメモリーとなり、OSと一部のソフトウェアに起きるエラーが「精神病」ということになる。
脳はニューロンと呼ばれる神経細胞が生後発達するシナプスで複雑に結ばれることで機能する。神経細胞同士の情報伝達は電気信号とセロトニン、ノルアドレナリンなどの情報伝達物質の分泌によって行われている。
精神病の原因はほぼ「ストレス」と言われている。ストレスが脳に何を引き起こすのか考えていくと精神病のメカニズムがわかってくる。
脳はストレスを「生命の危機」と認識する。
ストレスによる警報が発生するとストレスホルモンが過剰分泌され情報のリレーが始まる。視床下部から副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンCRH、下垂体から副腎皮質刺激ホルモンACTHが分泌される。さらにCRH1型受容体からコルチゾールやカテコールアミンなどが分泌され、危機から逃れるため脳や体を興奮させ素早い退避や攻撃の体制がとられていく。
同時に前頭葉を介さず、つまり考えずに本能や反射を優先し身を守る行動に繋げるシステムが働く。CRH2型受容体が前頭葉の機能を低下させることで「思わず・・・」「無我夢中で・・・」というような行動ができるようになる。ストレスが去ると興奮した脳を休ませるためCRHからGABA分泌が促され睡眠作用や抗不安作用をもたらす。
精神病はこれらストレスホルモンが過剰分泌されることで脳になんらかの異常が起きると考えられているが、ここから先は「よくわかっていない」というのが公式見解だ。
精神病の科学
ただし、研究者レベルではもう少し進んでいる。
ストレスホルモンの過剰分泌が一時的なものであれば時間が経てば落ち着く。「ちょっとパニクった」「気が動転した」というような状態がそれにあたる。しかし、過剰分泌が長期間継続すると脳は異常な状態を検知し平常状態に戻そうとするシステムが働く。このような働きを「ホメオスタシス」と言う。つまり、大雨が続くとダムがあふれてしまうため放流量を増やしたり流入量を減らしたりするような自動制御システムだ。大雨が続くうちはそれでよいのだが雨が止むとそのままの設定では水が不足してしまう。
例えばカテコールアミンの過剰分泌が続き興奮状態が維持されると元栓を絞って興奮を抑えようとする働きが起きる。その状態で原因のストレスがなくなってもシステムの回復には数週間以上タイムラグがあるのでカテコールアミンが不足してしまう。このような作用で起きるのが「真正」のうつ病など「情報伝達物質の不足」が原因と言われる「気分障害」と呼ばれる精神病で、それを補う薬物治療が行われる。
しかし、統合失調症や解離性障害はこのメカニズムでは説明できない。
・興奮やうつ症状(うつ病と誤診されることが多い)などを伴い、正しく物
事を理解し判断する能力が低下し、理性や社会性が失われる。
・激しい興奮や全くの無反応な状態が急激に出現する。
・妄想や幻覚、幻聴が現れる。
などの特徴を持つ統合失調症は「頭のおかしくなる病気」と言われているが最先端の研究者レベルでは「GABA作用による前頭葉シナプスの過剰な刈込」によって情報を伝達するシナプス構成、つまりコンピュータにおけるOSやソフトウェアが半永久的に破壊されてしまうことによって起きる事がほぼ解明されている。(国立精神神経医療研究センター、東大大学院、ペネロペ・ルイス等の研究による)
GABAによる「抗不安作用」はストレスによって構成された不安のシナプスを削除する作用である。この抗不安作用が過剰に起きる事で「不安」で構成されている「精神」まで破壊してしまうのが統合失調症なのだ。
DSMによって診断されるのは統合失調症のごく一部にすぎず、適応障害、解離性障害、パニック障害などの精神病をはじめ、情報伝達物質の分泌異常では説明できない、自殺・性格が変わる・ゴミ屋敷・通り魔の様な異常犯罪など「正気じゃない」「理解不能」というような症状のほとんどが統合失調症の範疇になる。つまり「正しい人の心を半永久的に失ってしまう」症状が本来の統合失調症の「定義」なのだ。基本的に記憶や知識というデータ部分には影響が及ばない。
精神病は自動制御システムによる情報伝達物質の異常によって起きるうつ病とその症候群、シナプスの過剰な刈込によって起きる統合失調症とその症候群の2つしか存在しない。膨大な数の病名はその症状だけをとらえたものに過ぎない。
統合失調症は前頭葉機能が破壊され、人間の基本である精神、つまり理性や良心、愛情、人格、社会性が破壊され、偏桃体など原始脳が支配する本能、恐怖、怒りなどに支配される。シナプスが減少することで前頭葉は萎縮し幼児化原始化していく。つまり人の心を失った「爬虫類」になるということだ。
視覚聴覚にも影響が及び幻覚、幻聴などが起きる。明確なOSが存在しなくなってしまうのでいくつもの人格が入れ替わったりする解離性障害の症状が起きる。異常のない記憶や知識(妄想を含む)を非常に不安定で原始的なOSが支配することで理解不能な言動や行動が起きるのだ。
もちろん人によって症状は違うが「頭のおかしくなる病気だからでクラブになど行けないはず」「計画的に犯行を行っているのだから精神病ではないはず」という考え方は統合失調症に対する大きな誤解だ。記憶知識は正常なのでクラブに行ったり遊んだりすることは可能なのだ。義務感や責任感はなくなるので学校や仕事に行くことは難しくなり、いやなことは徹底的に拒否するようになってしまうのが楽しいこと、やりたいことには異常に積極的で止めようとすると激しく抵抗する。明確な解離性障害まで行かなくても精神状態は目まぐるしく変わる。普通の人間に思える時もあれば、化け物にしか見えない時もあるのが統合失調症なのだ。
考え方がおかしいだけで計画的に行動すること、凶器を用意し計画を立てて事件を起こすことは統合失調症でも十分可能。一方で首を切り取って持ち帰り、もてあそんだり、犯行を写真や動画として残したりするおぞましい行為は人の心を失った統合失調症でなければできないことなのだ。
「サイコパスか復讐か?」というニュースのタイトルがあったが、これは「サイコパスの復讐」だ。サイコパス(反社会性人格障害)は統合失調症とイコールなのだ。
謎2 犯人はなぜ統合失調症になったのか?
小学生の頃は独特の世界観を持っていて物静かな子どもだったと言われているが5年生の時に同級生にカッターナイフを突きつける事件を起こしている。この頃から学校になじめず中学になっても不登校気味になり、その後私立高校に入学したものの不登校と発作性の病気があって卒業できなかったようだ。近所では最近は姿を見かけることが少なく、「引きこもり状態」だったのだろう。
独特の世界観を持っていたというのは「発達障害」であることを意味している。発達障害は「ストレスに弱い遺伝特性(COMT遺伝子多型)」を持つ子供に見られる症状で、統合失調症に繋がりやすいことがわかっている。
発達障害や不登校の子どもには一部で「薬物治療」が行われている。賛否はあるが精神科医である父親は積極的に行った可能性が高いだろう。
前述のように統合失調症はGABA作用によって発症、悪化する。薬物治療に使われる抗不安薬、抗うつ薬、中枢神経刺激薬などには実は強いGABA作用がある。
つまり精神科医療は精神病を治すどころか作り出していることになる。これは冗談などではない。「GABAには抗不安作用、精神安定作用があるから精神病の症状を和らげる効果がある」という大きな誤解が近代精神科医療の根幹を支配してきたことが根本的な間違いだったのだ。
未成年にアルコールが禁止されているのはGABA作用によって前頭葉の発達が遅れ、統合失調症に繋がるからだ。精神科医はアルコールよりもはるかにGABA作用の強い薬を小学生にも飲ませているのだ。薬で不安をなくせば、中枢神経を刺激すれば改善するのでは?という精神病の正体を全く知らない安易な発想でしかなく、もちろん改善することはない。GABA作用による統合失調症の促進は最先端の研究でもあるが、おそらく「故意に」公式には発表されず、末端の精神科医は知らされていない。父親は教科書にある通り、製薬会社の勧める通り、ある意味実直に娘に薬物治療を行ったと考えられる。結果、明確な統合失調症の状態に陥ることになる。
とても悲しい話だが、父親は発達障害を持つ未成年に薬物治療を行うとどうなるかという実験を行ったのだ。彼女が統合失調症になったのは100%「薬物治療を行った精神科医である父親の責任」だ。統合失調症への薬物治療も継続されるはずだから病気から抜け出すことはできない。
謎3 犯人はナイフマニアの危険人物だった?
彼女の部屋からは20本を超えるサバイバルナイフなどが見つかったと報道されている。暴力的な危険人物だった、事件を起こすのも当然、という印象を持たれる方も多いだろう。父親は「木工のための道具だった」と言っているがもちろんそんなことはない。
実はこの症状も統合失調症の典型的な症状だ。刃物や武器に興味を持ち、動物を虐待したりするのはすべて前頭葉機能が低下する「病気」によるもので、神戸連続児童殺傷事件でも見られ、通り魔事件を起こす犯人に共通するものだ。もともとの性格がそうだったということではない。優しい普通の人間が統合失調症によってそう変わっていくのだ。「孤立や疎外によって性格が歪んだ」と解釈されることが多いが、ほとんどがGABA作用薬による症状である。
このような性癖は本来男性に多く現れるのだが、彼女はもともとの性格が男性寄りであった可能性が高く、単独で犯行を行ったことや「男嫌いだった」という側面もそこから起因していると考えられる。
謎4 なぜ父親は犯行を止めず手伝ったのか?
「殺人を計画していることを知らなかった」と供述しているようだが凶器も一緒に買っているし、スーツケースを持ってホテルに入っているのだから知らないはずはない。
動機は騙されて乱暴されたことの復讐だったと言われている。男嫌いな彼女が女装した被害者に気を許してしまったのだろう。
動機が何であれ娘が殺人犯になってしまうのは避けたいと思うはずだ。相手が憎ければ代わりに殺人を行うという選択肢はあっても「手伝う」というのはありえないように思える。溺愛していたからともいわれているがそれだけではない。これは統合失調症の家族を持った方でないと理解不能なことなのだ。
残念ながら統合失調症の人には「話が通じない」。もちろん人によって違いはあるが「そんなことはやめなさい」と当たり前のことを言っても絶対に受け入れない。恫喝したり、暴れたりして何があっても自分の考えを曲げようとはしない。力づくでもやめさせるべきではと思われるかもしれないが、そんなことをすれば殺されかねない。
つまり「人を殺したい」という統合失調症の子供がいたら親は子供を殺すか手伝うかの「二択」だということだ。2019年に起きた元農水省事務次官の長男殺害事件では父親が前者を選択したが、この事件では後者を選択した。
娘を殺すことはできないという思いと、これが「復讐」であること、犯人が社会悪であることも判断材料になった可能性はあるだろう。自分が子殺しの犯人になりたくない、娘は精神病だし、自分も送迎だけなら刑が軽くて済むはずという計算も働いたのかもしれない。どちらを選択してもいばらの道には変わりないが。
謎5 なぜ一人で犯行に及んだのか?
被害者は男性、その殺害を女性一人が行うのは体力的にリスクがある。もし抵抗されたら敵わないだろう。それなのにホテルには一人で向かい一人で犯行を行っている。もちろん相手は油断しているだろうから緻密な計画があれば不可能なことではないだろうが不安はあるはずだ。父親がそこまで来ているのだから手伝うように指示すればいうことを聞いたはずだ。あるいは父親に殺人を依頼することもできたはず。そうしなかったのには理由がある。
彼女は自分を辱めた相手に直接自分の手で復讐をしたかったのだ。自分の手で惨殺し、自分への報酬として首を持ち帰る「復讐のヒーロー」になるという妄想を実現させたのだ。
謎6 なぜ惨殺し首を持ち帰り、もてあそんだのか?
ただ殺すだけではなく首を切り取り自宅に持ち帰っている。さらに犯行の様子を写真や動画で記録し、持ち帰った首をもてあそぶ様子も写真や動画にしている。
2014年佐世保で起きた同級生殺害事件でも犯人の女子高生は血の付いた手や凶器をSNSにアップしたりしていた。
普通の人間は「身の毛もよだつおぞましい行為」と感じるが統合失調症ではそう感じることができなくなる。かわいそう、残酷、おぞましいというような感覚は成長に従って作られた前頭葉のシナプス構成によるもので、赤ん坊は何も感じない。心が崩壊すれば人間はただの「爬虫類」にすぎなくなってしまうのだ。彼女にとって首は復讐を成し遂げた自分への報酬、昆虫採集の獲物程度の感覚しかない。写真や動画にしているのは獲物を誇示したいからなのだ。
謎7 父親はなぜクラブに同伴したのか?
娘がクラブに行くのを車で送迎するくらいはもちろん理解できるが、父親はクラブに入り片隅からずっと監視していた。
これが娘を溺愛する父親の「度を越した過保護」「ヘリコプターペアレント」だと言う犯罪心理学者がいるが事実は全く異なる。父親が心配していたのは「トラブル」と「発作」だ。
見かけや知識は年齢並みの女性だが、心を支配しているのは人間からかけ離れた怪物だ。わがままでキレやすく(キレるというのは解離性障害の一症状)暴力的。他人と関わることでどんなトラブルが起きるかわからない。
さらに「発作性の病気を持っていた」と報道されている。これも統合失調症の一症状で、興奮したりすると失神したり、解離性障害によって別人格が現れる「発作」が頻繁に起きる事がある。シナプスの刈込によって起きる情報伝達物質への過敏症によるものだ。例えば幼児が熱けいれんを起こすようなもので、大人になればシナプス構成によって調節機能が働くようになるのだがこれが崩壊することで起きやすくなってしまうのだ。
できることなら外に出したくないというのが父親の本音だが、遊びに行きたいというわがままを止めることができない(止めると暴れて発作が起きる)ので仕方なくずっと監視しているのだ。過保護でもなんでもなく持病のある病人にレスキュー隊が待機しているようなものでしかない。
クラブでアルコールを飲んでいたことは間違いないだろう。未成年ではないのだから飲む権利がある、と言われればそれまでだが統合失調症にGABA作用薬であるアルコールは「厳禁」である。
統合失調症は前頭葉が縮み「幼児化」する病気。未成年にアルコールが禁止されているのは未発達の前頭葉にアルコールが大きな影響を与え統合失調症を引き起こすからだ。アルコールは幼児化した脳の病気をさらに悪化させてしまう。
謎8 ゴミ屋敷と車生活
自宅はゴミ屋敷だったと言われている。立派な精神科医の自宅がゴミ屋敷というのは意外だろう。
家族に精神病患者がいると家族の心は疲弊し一家心中も珍しくない。特に統合失調症はわがままを言い、暴れ、暴力をふるうことも日常茶飯事。母親は体も心も疲れ果て、たいてい精神がやられてしまう。父親はもちろん薬を処方するだろうから悪化するばかり。娘ほどではなかったとは思われるが、すでに統合失調症の状態だったのは間違いない。
娘への恐怖におののき、ほとんど横になっているかふさぎ込んでいるかで家事は「不可能」。食事や買い物の世話は父親がしていたはずだが掃除までは手が回らなかったのだろう。
父親は家に入らず車の中で食事したり寝泊まりしていた、と報道されている。被害者となった男性が訪ねてくるのを警戒していたのではとも言われているが、実際は「娘や妻と過ごすことで起きるトラブルを避けていた」のだと考えられる。
娘も妻も精神病。何か面白くなければ罵声を浴びせ、泣いたり、物を投げたりという日常を避けるため「一緒にいない」ことを選択したのだ。必要とされることだけを甲斐甲斐しく世話し、必要以上に関わらない「真面目でやさしい」父親だったのだ。
母親は「殺してやる」というような娘の叫びを聞いたかもしれないが、事件の計画は直接は知らなかった可能性が高い。不安がらせるような計画を娘も父親も話そうとはしないはずだ。事件後首を持ち帰ったことを知ってただ恐ろしさに震えていただけだろう。
この病気は薬を断ち、良好な人間関係の中で療養すれば10年~20年で人の心を取り戻し普通の人間に戻ることが可能だ。彼女の症状は破壊型統合失調症の重症ではあるが、一方でとても回復しやすい性質のものでもある。
しかし、事件の記憶は数年で消えていく。この記憶障害も統合失調症の特徴的な症状で、長期記憶の固定を司る海馬の機能が低下することで起きる。泥酔した時の記憶がないのと同じ原理だ。病気になる以前の記憶はしっかり残っているのだ病気時の記憶は空白になってしまう。自分が何をしたのか、どうしてそんなことをしたのか数年後にはまるで分らなくなる。
彼女には「病気だが責任能力はある」という結論ありきの判決が下され無期、あるいは長い懲役刑が下されるだろう。何の記憶も残らない事件の刑で刑務所に収監されるのだ。
なぜ私がすべての謎を解けるのか?それは私の息子がGABA作用薬によって統合失調症にされたからだ。私とこの父親の違いは盲目に精神科医療を信じたか、疑って10年以上研究を続けたかである。
残念ながら「まともな」人間にはこの謎を解くことはできない。
この事件は精神科医療の過ちと、それを信じた真面目な父親が家族を破滅させてしまった悲しい物語である。父親は疑うことなく信じ娘を守りたかっただけで悪意も罪もないだろう。
巨大な力と金で事実を隠蔽する精神科医療界と製薬会社、ほぼ解明されている研究を公表しない研究者、事実を報道せず握りつぶすマスコミ・・・無責任な忖度がこの悲劇を生んだのだ。
精神科医療を信じてはいけない。
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